ナムテカロライナイントラデ
私の名前は「ハイネモナルメシクマニエソマニエフ」。略して「ハナクソ」。名前のせいでいつも皆にからかわれてる。
「お~い、ハナクソ~!」
あいつはタケシ。いつも一番にからかってくる。ホントにむかつく。
「ハナクソじゃない!私はハイネモナルメシクマニエソマニエフよ!」
頭に来るから言い返してる。でも、いくら言っても聞いてくれない。しかもタケシに呼応して皆で言ってくる。
「や~い、ハナクソ~、や~い」
「ハナクソじゃないもん!」
「ハーナークソ!ハーナークソ!ハーナークソ!ハーナークソ!」
「うるさい!うるさい!ハナクソじゃないってば!うえ~ん!」
♪♪♪♪♪
「やあ、ハイネモナルメシクマニエソマニエフさん。何を泣いているんだい?」
「チンカス...」
声を掛けて来たのは、チンジャオンガバババカルメススロベニ。皆から「チンカス」って呼ばれてる男。でも、いつもヘラヘラしててよくわかんないヤツ。
「そう、僕はチンカス。皆からそう呼ばれてる。
君はハイネモナルメシクマニエソマニエフさんだよね?どうして泣いているんだい?」
「皆が私のことハナクソっていじめるの。私、もう悔しくって」
「そうかぁ。僕も皆にチンカスって呼ばれてるから何となくわかるよ。
でもさ、それって皆が僕のこと覚えてくれてるってことでもあるんだよね」
「でもチンカスでしょ?
嫌じゃないの?」
「嫌なもんか!この名前だけで笑ってくれるんだぜ、一緒に笑ってれば幸せな気持ちさ!」
「...!」
♪♪♪♪♪
「お~い、ハナクソ~!」
「あ、タケシくん、ごきげんよう~。ハナクソよ」
「お、おう」
「や~い、ハナクソ~、や~い」
「あ、みんなこんにちは。私はハナクソよ」
「こ、こんにちは」
「なんかハナクソ変わったな...」
「そ、そうだな、気にしなくなってきたな」
...トコトコトコ
「当たり前じゃない!だって私はハナクソだもん!」
♪♪♪♪♪
私の名前は「ハイネモナルメシクマニエソマニエフ」。略して「ハナクソ」。皆からはそう呼ばれてる。




