ランカー船・ランカー艦隊 後編
102:名無しの神官 ID:LSeJz8d
その、まず、何ていうか……
でかいよね、ひたすら
103:名無しの武闘家 ID:kK85hKG
大きいは強い、みたいな……
美しくないわ!
104:名無しの弓術士 ID:8kYXd3K
一言で表現すると巨大戦艦だよなぁ
海に浮かぶ要塞
105:名無しの魔導士 ID:UiAitz8
何かでかいと思っていたら、
大型じゃなくて超大型とかいう一個上の区分らしいね
普通にやると建造不可なのは言うまでもなし
106:名無しの魔導士 ID:N2rJBnx
ぶっちゃけ一番気になるのは、買った場合の値段なんだが
107:名無しの軽戦士 ID:6FFAXE4
それなぁ……
修理費用の時点でやばそう
108:名無しの弓術士 ID:6nFyc2H
戦闘機とか潜水艦で落としてやりてえ
109:名無しの騎士 ID:DKydQ8Z
時間さえ合えば一発で分かるよな
何か妙にでかいのが浮いてるんだから
110:名無しの重戦士 ID:WxagZgn
大体、魔砲複数積みとかいう時点でギャグとしか思えん
もしくはラスボス
111:名無しの弓術士 ID:esrRYSk
対魔法装甲しっかり積んでも溶ける……
機関も何個あるのやら
112:名無しの軽戦士 ID:ZNZ5xhT
魔砲からして複合機関を複数、だろうけど
本当にラスボスぽいな
113:名無しの騎士 ID:kNn97Li
魔砲なしでも強いルーナとかラプソディ、
アルテミス辺りを応援したくなる
スポーツの金満チームみたいで好きじゃない
114:名無しの弓術士 ID:WAz4Qjx
あの圧倒的な感じが魅力的だっていう人もいるのよ
115:名無しの武闘家 ID:yEzHWdk
俺は嫌いじゃない
けど、そもそもプライドの高いラプソディなんかは参加するかね?
116:名無しの騎士 ID:ShZw8AJ
ラプソディは艦隊単位で完結しているから、
旗艦だけとか寄越さないだろうし、不参加じゃないかな?
117:名無しの神官 ID:ryHyhgw
それはそれで、あぶれた連中ともう一個決戦の舞台ができそうね
118:名無しの弓術士 ID:62AXBR6
そういうのを全部倒せば、
ラプソディはソール戦に不参加だとしても1位になれるかもな
119:名無しの魔導士 ID:XBTSDcT
編成コストが重いことくらいかなぁ?
ソールの船の弱点は
120:名無しの神官 ID:xYmx3aQ
大型船換算だと、三隻分くらいだっけ?
121:名無しの重戦士 ID:8MnTwiW
まあ、それでも護衛の艦は十分置けちゃう
自前の護衛艦で枠が一杯なんで、
ソール対その他になるだろうな
122:名無しの武闘家 ID:jxJtPEM
その他の中に何が入るかだけど……
ルーナが中心になるん? いつもソールのライバルだし
123:名無しの軽戦士 ID:MkANsDD
まあ、そもそも名前からして
ソールに対抗して付けたっぽいし
124:名無しの軽戦士 ID:XX6Gzs8
ルーナのほうがギルドとしては新しいのか、知らなかった
といっても、どのタイミングでルーナが来るのやら
125:名無しの魔導士 ID:9sNzE58
何度も言われているけど、
具体的に何時に決戦とか決まっている訳じゃないしな
ソールが連戦に応じてくれたとしても、
強いのがばらけちゃうと厳しい気が
126:名無しの重戦士 ID:k7KQaxj
見ている側の理想はランカー勢揃い!
ソールを倒せ! みたいな状態
127:名無しの弓術士 ID:N5ZujYa
ソールのメンバーもプレイヤーなんだけど、
すっかりイベントボスみたいな扱いに
128:名無しの魔導士 ID:RtXZg6Z
それだけ異質ってことよ
他の特殊な船が全部霞むくらいには
129:名無しの神官 ID:FgmTkze
アレが沈むところも見たいし、
逆にアレにみんなが壊滅させられるところも見たい
130:名無しの武闘家 ID:5bK9Uh9
自分でやりなされ
131:名無しの神官 ID:FgmTkze
それはもう経験済みなんで……
あ、もちろん沈んだのはこっちよ?
132:名無しの重戦士 ID:XT6z386
言わんでも分かるわ
そういや、和風ギルドはいいところまで行ったらしいよ
船に乗り込むところまでは行ったそうな
133:名無しの騎士 ID:aPP5AVB
マジで?
じゃあ白兵戦を狙って突撃もありじゃない?
134:名無しの軽戦士 ID:cWALVHy
普通は近付けもしないんだけどな……
魔砲、魔砲、砲撃、砲撃、バリスタ、弓、魔法みたいな
135:名無しの弓術士 ID:APGDPA6
あ……よく考えたら乗り込んでも中にみっちり人がいるのか
136:名無しの騎士 ID:Z3PeSwt
白兵戦なら味方の数をキープしつつ接敵できないと負けちゃう
後ろに味方が残っている状態なら、寡兵でも行けるかも?
137:名無しの魔導士 ID:jTGLK2B
何にしても、明日の戦いが楽しみ
今夜の内に状況変わるかどうかも含めて
「魔砲複数!? 何だそれは!」
「静かにな。そんなに目立つ船に遭遇していないって、俺たち……」
「運が良いのか悪いのか。ですが、これは例の機能の使いどころでは?」
「おっ!」
理世の一言に未祐が反応。
まぁ、確かに有効なんだがな……。
「発動タイミングが難しいよな。戦局の見極めが大事になるか」
「それはお前の役目だろう!? 信じているぞ!」
未祐の言葉には、ついつい相手を頷かせてしまう力がある。
が、そこは長い付き合い。
一緒になって猛進して行くと泣きを見る。
「……理世、補助は頼むな? っていうか、今は違うとか駄目だと思ったら止めてくれ。いつものことだが」
「はい」
「そこは任せろ、と言い切る場面だろう!?」
「そうは言うが、俺がいつも自信満々だったら気持ち悪いじゃないか。このやり取り、何回目だ?」
「一人で進まず、立ち止まって待ってくれるのが兄さんの素敵なところですから」
うっとりとした表情で俺を見る理世に対し、俺と未祐は一瞬固まった。
今のからそう飛躍するのかぁ……前から思っていたが、理世の俺への評価は甘過ぎる。
未祐が微妙な表情で理世に声をかける。
「う、うむ? 否定はしないが、お前はお前でどこか論点がズレていないか? 私の気のせいか……?」
「さ、帰るぞー」
こういう時は次の行動に移るに限る。
今夜は遅めに四人で食事、そして明日は早めにインできるようにしておかないと。
といっても、今回は何か目当てのものがあって1位を目指している訳ではないのだが。
ただ、セレーネさんを中心に俺たちが手塩にかけた船――プリンケプス・サーラがトップを取るところを見たいだけである。




