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幻の姫と泥棒  作者: のりまき あなご
2/8

///盗賊スキルを持つ少年2///

プロローグ2

はだしですね。


とりあえず2千円を見つめてみます。

あたりを見回してみます。


砂漠ですかね。


神様仏様もとの家に戻してくたされ。

夢ならサメヤガレ、ください。


こいちじかん待ってみました。


なにもおこりません。

とぼとぼ歩いてみます。

腹が立って2千円捨てようかとおもいましたが、思い直してジャージのポケットにしまおうとしました。


あ、コキャコーラの500ペットボトルがポケットに入ってましたあああああ。

もしもの為のアリバイ工作で入れておりましたあああああ。


装備、そうびいいい。


とぼとぼ歩いてみます。

夕方です。でもそれほど暑くは有りません。

砂漠は暑いと思っていたのですが、なぜに?


スキルオープン。

ステータスオープン。

レベルオープン。

なにもおこりません。神様、操作できません。


腹が立ってきました。

事前の説明がありません。

諸先輩の説では神様なりなんなりから説明があって然るべきでは?

できればトラックが良かったです。ちんけな母財布で飛ばされたと他の勇者の皆様に話す屈辱を想像しながら、とぼとぼ歩きます。いろいろで泣きそうです。


夜になってしまいました。


よく考えたら、あぶない生き物がいるのでは?

さそりとか、さそりとか、さそりとか。

はだしですね。終わりました。


いま体育座りで休んでます。


サボテンすらありませんが、見渡す限り砂です。

砂の山はあります。ってか、ありました。

いくつもの幾つも数え切れないほど登っておりました。ってか、もしかして動かない方がよかったですか?


マップオープン。


はいはい、なにもおこりません。俺のAボタンどこよおおおお。コキャコーラ飲むか?もういいや、逝っても。

夜が明けました。


次の次の次の次の次の砂の山を越えたラ、砂漠の終わりが見えましたあああああああ。


助かった?俺助かったの?神様?




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