↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
いちみる  作者: 蛍灯 もゆる
幕間
PR
39/57

水中に火を求む


望んでいたこと。望まなかったこと。

いつだって正しい答えなんてわからなくて。

いつだって手探りなのに、大人のフリをして歩いてきた。

追いかけるべき背中を見失ってからも。

代わりにその手を引いていけたらいいと思った。

それでも、本当は。


「ちゃん、お姉ちゃん」


ぼんやりとしていた心の耳を、幼げな声が打つ。


「ごめん。なぁに、海晴く」

「お姉ちゃんは、“くん”なんて言わない」


冷ややかな声、心は少しだけ躊躇ってから小さく笑う。


「ごめんね。何かな、海晴」

「これ、読んで」


差し出された絵本を受け取ると、幼い少年はぴたりと心の腕にしがみ付いた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。