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怖っっ

遊びに来て下さり有難うございます。


「そこでじゃ、殿下方は何か心あたりあるモノはお持ちではないか? あの核は常日頃持つ事で、その者の波動を取り込む物なのじゃ」


 その言葉に暫し思考を巡らすこと暫し。次男が半信半疑ながら胸から小さい黒い巾着袋を取り出す。


「先程護符のような事で新たな物を渡されたが……」

「そうだねゼダ。少し前に力が弱まるとかで、一回回収されましたけど、また渡されましたね」

「その中身は見た事はあるかのう?」

「いや自分は特に見ていない」


 ゼダの声に両側にいた兄弟も頷く。すると魔女がその袋をじっと見つめると、手を伸ばす。


「その中身拝見しても良いか?」

「ええ」


 そう言い、袋を魔女に渡す。するとすぐさま魔女は紐を緩め中身を手の平に出した。すると透明のひし形水晶が手の上に転げ出た。すると彼女が肩を振るわせ笑い出す。


「これは、拙老が提供した核じゃ」


 その言葉に俺の視線の先、3人が凍り付く。そんな中、魔女は話を続ける。


「ふむ成る程。これを持たせ埋めた核と連動させておるのじゃな」


 すると我に返った王太子とタスラムはすぐさま同じ袋を取り出し、中身を手にとる。すると同じ物が出てきたのだ。


「…… そんな事が…… セイレーン兄さんっ」

「魔女さん。疑うような事を聞いてしまいますが、これは本当に魔女さんの手がけた物ですか?」

「ああ。間違いないのう」


 その言葉にまたしても押し黙る。あからさまに空気が違う事に、デルステインも気づいたらしく、両者の顔を見る。


「どう、しましたか? っていうか、それ渡した人って誰です? その人物怪しいですよね」

「宰相」

「うん? 君なんて言ったの?」

「3人にあれ渡した奴は二アグラ宰相だ」

「う、嘘だろ?」

「こんな所で面白くもねー嘘ついてどうすんだよ」


 彼は口元をひきつらせながら俺を見る。そして続けて、兄弟の方に視界をかえた。が、無言同意に彼も目を見開く。


「マジか……」


 思わずデルステインから漏れた言葉の後、暫くの沈黙が続く。それは時が経つごとに重いものとなっていた。そんな均衡を崩したのは、魔女だ。


「で、どうしたいんじゃ殿下方」

「…… 自分は真実を知りたい…… ただ」

「私もゼダ兄さんと同じです。でも未だに信じ難い事で……」

「ったく。どっちにしろ宰相に聞くしかねーだから、腹括れよ」

「ちょっと、君さ。そう簡単に出来るような言い方してるけど、宰相の立場の人にそんな事聞いたら、下手すると殿下方の身が危うくなる可能性だってあるんだぜ」

「何故そうなる?」

「そりゃあ、相手の方が用意周到に事をしてるからさ。もし宰相だとしたら、ぜってーに自分達に不利になるような事がないようしこんである。そんな中、殿下方がそんな話、真っ正面からしたって突っぱねなれるし、返って宰相にそんな話した事で殿下方が国に謀反を起こしたとか言われて、一生表舞台に出れねー可能性だって孕んでいるじゃん」

「おっさんのわりに今の発言冴えてるじゃん」

「それ、誉めてるの? 貶してるのどっち?」


 すると、王太子が微笑を浮かべ、一回溜息を吐いた。そして周りを見る。


「どちらにせよ、真実を明らかにしなくてはなりません。この件で傷つき、今までの生活が送れなくなってしまった人達いるのです。そんな方々に今のままでは申し訳がたちません。それにどちらにせよ、魔女さんの話しですと、私達は殺される流れだったようですからね。だとしたら、こちらも不惜身命の思いで挑むしかしかありません」

「ですね。兄上。タスはどうなんだ?」

「私も兄さん達に異論はないよ。それに私は学園の一件からどんな牙城でも崩す覚悟を決めていましたから」


 すると先の押し黙っていた時の深刻の表情から一変タスラムが、いつもの笑みを浮かべる。


「と、言う事で、早速作戦考えないといけないですね。今の感じだとXデーは2週間後。キリナムの別邸到着の時だと思うんだけど」

「うんーー 時間ねーな。まあでも、そこに兄弟行った所で魔物の心配はないもんな」

「ご名答セルリル」

「でもそれじゃあ、助かりましたで、何の解決にもなってねーじゃん」

「なんだよねーー もっと情報と主犯からして想定外って事ないと」

「殿下、童。想定外なら既に起きてるではないか?」

「光魔法兼防御魔法か?」

「それもそうじゃが、拙老の存在自体が想定外じゃと思わんか? あ奴等はあの後森には行っておらんだろう。行っていれば、あの周りの異変に気づき、殿下方に核を渡したりせん。まああの術は主犯格からの波動が素じゃからあえて足を運ばなくても疑いもしておらんのだろう。フム。自分の策に溺れ、拙老の生死も確認する事もせず、一番要の策の場所に赴きもせん主犯。フィフィフィそれがあ奴等の最大の汚点。運の尽きじゃ」


 すると今まで見たことのないオドオドしい空気が魔女から一気に放たれ、瞬時にして俺自身にゾワリと寒気を感じた。

 それは部屋にいた者全ての者が感じたらしく、瞬時に魔女に視線が集中する。そんな中、今にでも人を呪い殺すような一斉を上げた。


「俊傑のウィッチを手にかけようとした行為。後悔させてやるわい」




読んで頂きありがとうございます。


また、いいね、ありがとうございました♪


日頃感想諸々お伺い出来ない為、

星、いいね!、感想(どんな些細なのでも構いません)

頂けると非常に有難く、励みになります。

もし宜しければ聞かせて頂ければ幸いです。 

またワンオペ作業の為、誤字脱字諸々有り読みにくい事があるかと思いますが

ご了承ください&お知らせ頂ければ有難いです。


次回の更新は4月20日 20時30分以降の予定です

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