意味わかんねーんだけど
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「っバカ、こっち来るな!! 話聞いてならわかるだろ? この部屋っ」
「だから?」
「はあ?」
「『告解の導き』だっけ? それが私に効くと思う? 第一後ろめたい事なければ全然問題ない話だろ?」
「……」
「私はそういう事、一切ないからさ」
いつもながら呆れるぐらいの雄渾言葉に思わず引きつり笑いを浮かべると共に、俺は胸ぐらから手を放す。そんな中、タスラムはフラッグの顔をのぞき込む。
「フラッグ。お取り込み中悪いけど、私達もう第二試合が始まるんだ。だからセルリル連れて行くね。あ、そうそう。さっきの話だけど、また後で聞かせて。すごーく私気になるんだ」
そう言い俺の腕を握り部屋から連れ出した。そんな彼からはいつもと違うオーラを感じる。常日頃どこかアンニュイ空気を漂わせているタスラム。だが、今は寒々とした雰囲気を纏い、そこはかとなくだが、憤りを彼から感じとれた。
(何だよ一体!! 俺はまだしも、何でタスラムまで!! ったく意味わかんねーだよ!!)
俺は捕まれた手をすぐさま振り払う。
「おいっ、俺はまだアイツにっ!!」
「言ってどうするの? あんな状態のフラッグにセルリルの言わんとすることが届くと思う?」
「だから? そんな事はどうでもいい!! ただ俺の腹の虫がっ」
「だったら試合で発散すればいいだろ? 次の試合は本当にすぐに始まるんだから」
「ああ、そうするさ!! 秒でケリつけてやる!!」
その直後、タスラムの言うとおり、名前が会場内に響き始めている。俺は、フィールドまでの廊下をかけると、勢いよくグランドに飛び出し、タスラムもそれに続いた。すると、視界の先に、ほくそ笑むライナムの姿を捕らえる。
「コイツなら手加減無しだ!!」
怒り混じり声を張り上げると同時に、開始のホイッスルが鳴る。と、俺は瞬時にその場で直径5メートル程の魔法陣を足下と頭上に展開させた。それを、奴の頭上めがけ二つの魔法陣を間髪入れる事無く、フリスビーのように投げた。風を切り、一気に飛んでいく。すると、その魔法陣が円柱の頭部部分を通り抜けた。その瞬間、ゆっくりと、断面がずれ始めたと思いきや、凄まじい地鳴りと共に、切断された頭部が次々とフィールドに落下する。
それを目撃した生徒達からは悲鳴や叫び声があがると共に、ライナムは背後を振り向き頭上からの落下物を懸命に避けていた。そんな姿を睨みつけるように見つめる。その傍らでタスラムが乾いた笑い声をあがた。
「これじゃあ、その後の試合続行できないんじゃない?」
「そんな事知るか!! 第一これしきの事で俺の腹の虫が収まると思うか?」
「それはそうだけど、やっぱり限度ってあるんだよねーー」
その言葉に視点を彼に移行し、腕を組み頷くタスラムをねめつける。
「限度の範疇だろーが」
「うんーー グレーかな」
顔を引きつれつつ、彼に文句の一つでも言おうとした時だ。頭上から気配を察した。すぐさまタスラムと共に上を見上げると、無数の火の玉が既に目前に迫っていたのだ。予想もしていなかった展開に、一瞬反応が遅れるものの、ローブがそれを防ぎ難を逃れた。が、もう決着は着いたはずであり、明らかに自身達に向けての直接攻撃。大会とは逸脱した行為であり、明白に罰せられる行いだ。俺はすぐさま回りを見渡す。すると、背後から大小さまざまな氷の円錐のようなモノがこちらにめがけ飛んできた。
「ったく何なんだよ!!」
声の勢いに合わせ今度は自身で防御を展開する。
「どうなってんだ!!」
再度状況を読めず回りを見渡す。すると、数人の生徒がこちらに近寄りながら、次々と魔法をしかけているのだ。しかもその者達は皆、自身の羽織っているローブと同色の腕章をしている。いまいち、状況が掴めない中、フィールド内でライナムが会場に響き渡る程の高笑いをしつつ、叫ぶ。
「お前はどこまで俺をコケにすれば気が済むんだ!! 俺の言う事は絶対!! それを遂行出来ない生徒は落第だ!!」
そう言い再度高笑いをする。その姿は狂気そのもの。そんな中、教師達がその輩を取り押さえた。が、魔法を繰り出している生徒達には手出し出来ず、手を拱き悪戦苦闘。尚も自身達に攻撃を仕掛けてきている状態だ。
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