初戦
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すると、室内に会場に出るようにとアナウンスが流れ、その部屋に居たもの者達が、一斉に動き出す。
俺達もその波に乗り、薄暗い廊下を抜け、フィールド内へと足を踏み入れる。すると一気に視界が開けると共に、一瞬眩しさで、目を細めた。そして徐々に視界を慣らす為、瞼を開ける。すると視線の先にすり鉢場になった競技場。それと共に場内には四方に大型透明水晶が設置され、どんな席でも見えるようになっていた。また両端には数十メールの黒の円柱が5ずつ。そしてその上には赤い玉が乗っていた。控え室で目にした映像より、高さと圧迫感を感じる。
そんな感覚を覚える最中、大きな歓声が耳に届き、斜め上を見上げ歩く。そこには生徒がびっしりと座り、クラス代表者に応援の声をかけている。特に、女性の甲高い声はよく響く。まあ、ここに出てくる者達は多くは成績上位者であり、それなりに異性からも人気がある者が多数選出られていると推測出来る。
(うちのクラスは例外だがな)
だからといって、俺自身応援でパフォーマンスが変わるような性分ではない。
(俺の前に立ちはだかる全てのモノをなぎ倒すまで)
思いに駆られ、強く拳を握る。そんな中、会場の最上階にある通路に、お揃いの淡いピンクの服を身につけ、楽器を持った者囲むよう現れた。すると、リンザルド公爵の横にいたお着きの者が手を上げる。その直後、ファンファーレが鳴り響き開会式の始まりを告げた。喝采と共に、そこに熱気が混じる場内に学園長が挨拶。そして公爵からの激励と共に、試合の準備がすぐさま行われ、一回である俺とタスラムはフィールに留まる。すると、数百メートル向かい。円柱の前に赤いローブを羽織った男が腕を組み立っていた。
その直後、四方にある液晶に自身達と男が写し出されると共に、歓声が上がる。すると実況が名前を呼び上げた。タスラムはその際軽く、観衆に手を上げその声に答えたものの、俺はそれを無視し、軽く手首を回す。そんな中、目の前の生徒が紹介された途端、凄まじい歓声が上がる。どうやら彼が今回の大会の本命のようだ。すると彼はその声援に答え得るべく、360度満遍なく手を振ると、最後に正面を向き高々と拳を掲げる。すると再度、大きな声援が会場を包む。
相手もかなり気合いが入っているよだ。まあ王親族が観戦するこの大会で優勝したあかつきには、卒業後それなりのポジションに配属されるのは濃厚である。そんな事情が垣間見えるこの大会。
(だからといって負ける気はしねーけど)
それこそライナムではないが公の場で力の差をみせつければ自身にちょっかいを出して来る奴は居なくなる好機。俺はニヤリと笑う。その直後、試合開始の笛が高らかに鳴り響く。すると、上級生が個々の球体に防御魔法をかけ一気にこちらに突進してきたのだ。それと共に、炎の玉がこちらに飛んできた。
「どうするセルリル? こっちに来るけど」
「ふん。あんなの当たるわけねーだろ」
「そんな無理無体的発言どうなの?」
火の玉をそれなりに避けながら嘆くタスラムを余所にフィールドの端を走り相手陣地へと向かう。彼もまた俺の後につき、攻撃を回避しつつ、ついて来る。そんな対戦相手は、こちらからとの距離をとり競技場の中央を走り俺達の陣地に向かっていた。まあ最初に彼自身の防御すべきものにそれなりの対策をし、こちらを牽制しながら、最短で相手陣地へと行く手法は悪くもなく、効率も良い。流石優勝候補という所だ。
(まあ何ってことねーな)
そんな事を思いながら、彼の攻撃を氷魔法で回避し、こちらも相手陣地へと向かう。すると、自身の背後で破裂音と共に、歓呼の声が響く。どうやら彼が球体を割り始めたのだ。俺は目の前の水晶画面を見る。
すると、一番長いモノでは地上からの攻撃が難しいのか、短い柱から球体を割り、その上に登る。そして次の長さの円柱上部を割るといったような手法をとっているようだ。まあ、魔法範囲は個々ではあるが、遠距離のモノにランダムではなく、ピンポンとでとなると、難易度は一気に上がる。が、俺からみれば非常に効率の悪いやり方としか見えない。そんな中、俺等も相手陣地につき、円柱を見上げた。
「あの防御魔法どうなのかな?」
「さあな、でも大したことねーだろ」
そう言い片手に陣を形成させ、舌舐めずりをした直後、5本の円柱にめがけ、片手を降り出す。それと共に、炎の玉が各々の球体にめがけときはなたれた直後、立て続けに破裂音が響く。それと同時に終了の笛が鳴った。
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