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恋と愛の本棚

透明な恋人


 午後5時ごろ。


 窓から夕陽の一筋が、埃臭い真っ暗な倉庫に射し込む。


 幽霊が出ると噂の5階の倉庫。僕は毎日のように倉庫ここに来る。


 僕の可愛い恋人カノジョに会いに、ここに来る。


「俺だよ、出てきて」


 倉庫に入り、隠れてる彼女に声をかけると。スゥーッと、壁から姿を現した。


 飾られていた30年以上前の白黒写真に写る、セーラー服を来た彼女が…体が半透明な君が出てきて僕に微笑む。



 透明な君とキス。


 感覚のないキスを、愛しい君と交わす…



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― 新着の感想 ―
[良い点] 読みやすかったです。 もっと二人がどうなるのか読みたいです。 雰囲気がとてもいい。
2022/06/12 08:31 退会済み
管理
[良い点] 少女を写した白黒写真は、30年以上昔に撮影された物。 そうした設定から写真の少女のその後の人生に思いを馳せられる点が、実に奥深いですね。 今も健在なのか、或いは夭折してしまったのか。 いず…
[良い点] 流石なのです。m(_ _)m ホラーを描かれるタクトさんが、現恋とミックスさせると……。 やはり、ホラーの冷たい霊的な感覚(スモーク焚いたような……)の絶妙な表現と、タクトさんならではの現…
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