AIノベリストと短編をつくってみる3
「今日は女の子の気分なんだぁ♪」「へぇ……。珍しいな」
「そうかな? いつも通りだよ?」
いや、お前が女になるときは大抵俺と喧嘩してるときだろ……。とは言わないでおく。
「ところでさぁ……」
「んー、なんだ、珍しくすぐに謝る気でも起きたか?」「うん、まあそんな感じかも……って、違うよ!? 別に僕だって悪いと思ってたらすぐ謝れるんだからね!?」
「ああはいはい、悪かった悪かった」
「むぅ……絶対信じてないよね、それ……」
「でも、あれはお前が悪いと思うぜ?今回の合コンで相手の使っているコスメの問題点とそのアドバイスしだしたら、あの空気感になるだろ。」「うっ……それはそうなんだけどさぁ……。やっぱり女子には優しくしないとダメだと思うんだよねぇ」
「ふーん……。お前もそういうこと気にするんだな。ちょっと意外だわ」
「えぇ〜、僕だってちゃんと男の子だよぉ!……ちょっと気に食わない目をしてても、さすがにね?!でも、なんであんなにすぐ怒ってますの表現できるのか…、ほんと女の子のいやなところだよね?!」「……まあ、それもそうかもな。俺ら男にとってはただ面倒臭いだけだけどな」
「そうだよねぇ……。じゃあ、そろそろ行こうか?」
「おう。あ、それと……」
俺はポケットから小さな箱を取り出す。
「ほら、お前も吸うか?煙。」「えぇ……、またぁ? もういい加減慣れたけど、せめて僕のいないときにやってくれないかなぁ……」
「いいじゃん、別に。なんか文句あんのか?」
「はいはい……。わかりましたよぉ……」
そして俺たちは一緒に喫煙所、曇りガラスの中に入っていった。
***
「……で、どうだった?今日の相手は?」
「んー、普通かなぁ。まあまあいい線行ってるとは思うけど」
「ほう、そりゃ楽しみだな」
「うん。あ、あとで写真送るよ。てか、男のくせにコスメに詳しいってなくない?可愛い系男の子は嫌いじゃないけど、たぶんあれは腹黒いタイプで陰湿な蛇のような奴。あのちょっとカッコいい男に近づいたら、まるでナワバリを荒らすなって、狙える男の少ない合コンの何が楽しいやら…。だから荒らして帰ってやったわ。ほんと時間が無駄になった。」
「おー怖いねぇ。でも、そういう女に限って結局彼氏持ちだからな。お前みたいに。」
「あ、ひどい!私はちゃんとフリーなの!!」
「はいはい、そうですね〜」
***
そんな残念な夜が更けていった。