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第1話 転生

 普通の高校生、片桐 誠二(かたぎり せいじ)の人生は突如終わりを告げた。


 俺はいつもの帰り道を歩いていた。いつも通りの道、いつもと変わらない光景、前からは小学生くらいの子供たちも集団で下校している。俺、片桐誠二も高校の授業を終え家に帰るところだ。部活に入っていない=帰宅部なので授業が終わるといつもすぐに帰る。別に、ぼっちということではない。それなりにみんなとわいわい遊んだりもしてるし、コミュ障ということでもないのでそれなりにクラスに溶け込んでいるといったところだ。クラスカーストも中の下といったところだろう。


 なぜ今日、こんなにも速く帰宅しているかには理由がある。それは!・・・一刻も早く()()()()()()()()()()()()。なぜこんなにもゲームをしたいからというと、俺は今、あるゲームにどハマりしているのである。


 そのゲームは、Chronicle・Line<クロニクル・ライン>というRPGのゲームである。このゲームは500万本の売り上げを叩き出す人気作品である。自身が勇者となり旅の途中で仲間をつくり最終的に魔王を倒す王道RPGなのだが・・・ストーリーがとにかく面白いのだ。俺はゲームはいつもなら程々にしているがこんなにハマるとは思わなかった。様々な伏線や魅力的なキャラクターたちが織り成す魔法ファンタジー。俺はこのChronicle・Line<クロニクル・ライン>の虜になっていた。


 そして、今日はChronicle・Line<クロニクル・ライン>の拡張パックが導入される日なのである。拡張パックではこれまでのストーリーに加え、新たなモンスターや登場人物たちの過去の話などが追加される。俺は、このゲームのストーリーにハマってしまい、今回の拡張パックが楽しみすぎて、すぐにゲームがやりたくてウキウキ気分で家に帰っているのである。


 帰宅途中、俺は信号が赤なので立ち止まった。そこに、先ほどから集団で下校している小学生たちも横断歩道に近づいてきている。だが、一人の男の子はふざけ半分でやたら騒いだり、走り回ったりしている。俺はそんな光景をただただ見ていたのだが・・・その男子小学生は前を見ず横断歩道を走り渡ってしまっている。

おれは、ついつい叫んでしまった!


「おい!危ないぞ!」


 だが、小学生にはその声は全く届いていない。こんな時なのに周りの大人は見向きもしない。まだ車が来ていないことが幸いだが・・・なんて思っていたが。

そこに、トラックが突っ込んできたのだ。


「嘘だろ!小学生が見えてんだろ!」


 しかし、そのトラックの運転手はよく見ると寝ているのだ。

このタイミングで居眠り運転とかどうかしてるぞ!俺は、小学生に走って駆け寄り小学生を後ろから押し横断歩道の外に出した。よし!俺も速くこの場から逃げないと、そう思ったとたん俺の体は大きな衝撃を受け意識を失った。痛みはないが、体が全く動かない。


俺は・・・・死んだ・・・・・。


その後、俺は意識を取り戻し、目を覚ました。

目が覚めると、ふかふかのベット、鳥のさえずりが聞こえた。俺の目の前にきれいな黒い長い髪、身長は160センチ程だろうか。きれいな女性が椅子に座っていた。


「レイン、おはよう」


レイン?誰のことだ。この人は誰に話しかけているのだ?俺は訳が分からなくポカーンとしていると女性はまた声をかけてきた。


「レイン、朝ご飯にしましょうか。下に降りましょう」


俺は、その女性に連れられ階段を降り椅子に座り訳が分からないままテーブルの上にあるサラダや目玉焼き、パンといった洋風の料理を食べていく。どの料理もおいしい。俺は、無性に腹が減っていたのでとりあえず食べました。


「レインはいっぱい食べて、お母さんは嬉しいです!」


俺はまさかと思い、椅子から降りて扉を開け外に出た。俺はその時、一つの確信と驚きに口を開き見入っていた。見たこともない風景、空には小さなドラゴンのような生き物が飛んでおり剣を腰につけている人や杖を持っている人などが歩いていた。そして、俺がレインと呼ばれた理由も明らかとなった。

外に出て池がありそこを覗いたとき俺は自分の顔に見覚えがあった。

黒い髪にぱっちりした目、池に映った顔はChronicle・Line<クロニクル・ライン>の登場人物であり幼少期のレインという少年の顔そのものだったのだ。


「僕は・・・Chronicle・Lineの世界に()()()()()()!()?()

ちょくちょく更新していきます!

よろしくお願いします!

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