表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
42/42

第四十一話 龍の姉妹Ⅰ

久しぶりの投稿です。遅くなり申し訳ございません。

「ねぇ?次はどこに向かうの?」

 マナリスがリルルを撫でながら僕に尋ねてくる。

「そうだね。獣人やエルフの街に行ってみようと思ってるんだ。」

 僕がマナリスの質問に答えると、

「山脈を回り込んで行くなら、かなりの距離になりますが、小さい子には些か厳しいのでは?」

 エリザが僕の返答に更に質問を重ねる。


「山脈はそのまま突っ切っちゃうよ。」

「「は?」」

 マナリスとエリザが何言ってるのこの人みたいな顔を向けてくる。


「うん、言いたいこともわかるけど、もう少し僕のことを信用してくれると嬉しいな…」

 さすがに僕だって、大丈夫かコイツって視線を向けられると傷つくよ。


「あなたが、常識から外れている事は重々承知してはいますが、子供3人を連れて山脈を超えるなど、空を飛ぶぐらいしないと無理です。」

 エリザの言葉にすかさずツッコミをいれた。

「ちょっと私まで子供扱いしないで!」

 マナリスは自分が子供扱いされた事に反論しているが、君は紛れもなく子供組だよと心の中でツッコミつつも、エリザに答える。


「当たり!そう空を飛んでいくのさ。」

「「は?」」

 またも二人の言葉がハモる。仲良いなと思いながら言葉を続ける。


「あの山脈が何て呼ばれてるか知ってるかい?」

 僕の言葉にエリザが反応した。

「まさか?」


「ちょっと、私にも教えてよ!」

 マナリスが自分だけが分かってない事に痺れを切らして、僕に答えを求めてきた。


「聞いたことある」

「確か『龍の谷』」

「ドラゴンやそれを統べる龍人族の住処」

 僕が答えるより先にケルベロス3娘が正解を口にした。

「正解!」

 正解したケルベロスを3娘の頭をご褒美に撫でながら伝える。

「龍人族にお願いしようかと思って」

「しかし龍人族は誇り高い種族で、人の願いを聞くとは思えません」

 エリザがすぐに反論してきた。


「気の良い人たちだよ。龍人族の長、龍王とは戦友だしね。」

 僕の言葉にエリザが呆れ顔で

「あなたの存在自体が規格外だと言うことを忘れていました。」

「伝説の龍人族に会えるの?」

 マナリスはエリザとは逆に嬉しそうに聞いてきた。

「あぁ、龍王は凄い出来た人だから、お願いすれば問題はないと思うよ。……」


 その娘とは拳で語り合った仲だけど。


「何か言った?」

 マナリスが僕の小声に反応した。

「いや、なんでもない、なんでもないよ」

 すぐに慌てて取り繕う。


「あなたが、そこまで言うなら大丈夫なのでしょう。」

 エリザも了承してくれた。


「よし、龍の谷を目指して出発ー!」

 僕が元気よく歩き出そうとすると、

「何を言ってるんですか!2匹も同行者が増えるんですよ!物資を追加しないと!あと出発は明日です!」

 エリザの言葉に僕は回れ右をして、お店を目指して歩きはじめた。

ゆっくりお付き合いいただければ、幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ