第三十六話 世話焼き魔獣と甘えん坊の神獣ⅩⅤ
久しぶりの投稿です。無理なくゆっくり続けていきます。
みんなさま、こんにちはマナリスです。
この様な始まり方にさぞ驚かれてる事でしょう。
私とリュウトが領主の部屋に入ってからを詳しく説明させていただこうと思います。
本当にアレだけ街中を巻き込んでの大騒ぎだったのに、ラストボスの領主が小物感が凄すぎた為、私の回想で説明させていただきますね。
紳士ぶっていたリュウトがノック後、ドアをぶち破って部屋に突入した、リュウトと私を見た領主の驚きからの慌て様は私から見ても可哀想に思えるほどでした。
リュウトは過去の件もあるせいか、必要以上に魔力を放出しながら領主に迫るせいで、領主は泣きながら漏ら…コホン、ズボンを濡らしながら土下座をする始末。
そんな領主の姿を見てリュウトも満足したのかフェンリルの檻を破壊して助け出してあげた。フェンリルもすぐにリュウト目掛けて飛び付き顔を舐めまわしていました。
…羨ましい…ってなんか思っていません!
本当の本当に思ってないんだから、…ちょっとしか。
この後は、ルシフェル軍から調査隊が到着して領主を捕縛していきました。
リュウトはもっと早く調査隊が来てれば、自分が動く必要はなかったとブツブツ呟いていた。そんなの来るって分かってても絶対助けに行くのにね。
軍に領主を引き渡す時に、更に一波乱ありました。
連れ去られた恐怖とリュウトが助けにきた喜びの振り幅が大きかった為か、フェンリルが
大きな鳴き声を上げた、その瞬間
ドゴーーンと天から領主の屋敷に向けて以前私たちが受けたダウンバーストの衝撃が降り注ぎ屋敷が一瞬で倒壊しました。
「私の屋敷が…。」
捕縛された領主が呆然と膝から崩れ落ちていました。
少しは気の毒に感じたけど、どちらかと言えばスッキリした気持ちの方が大きいわね。
リュウトも同じなのか、フェンリルを撫で回していた。
「マナリス早く戻って、彼女たちを安心させてあげよう。」
リュウトが振り返りながら私に笑いかける。
私は戦っている時の彼の表情とのギャップにドキリと胸が高鳴る。
本当にズルい!
私はそんな高鳴りを抑えつつ、リュウトに歩み寄りながら応える。
「そうね、エリザも私達を心配してると思うわ。」
「エリザが心配してるのは君だけの様な気がするけどね〜。」
「それは、リュウトなら怪我をしないって信用されてるからよ。ううん、信頼かな。」
「信頼ね〜。」
そう首を傾げるリュウトの横に立つ。
そんなこと言いながらエリザを信頼して、あの場を任せてきたのに、いつかは私もリュウトのそんな存在になりたいと考えながら、私たち2人と1匹はエリザとケルベロスが待つ街の門に向かって歩き出す。
「お腹が空いたわ。」
「たしかに」
「ワン」
これからも多くの人に読んで頂ける様に頑張って書いて参ります。
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