表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『異』世界の警察 日本  作者: かり助
27/80

閑話 ホットスクランブル(2)

短いです。

『・・・日本の領空を侵犯している。速やかに針路を変更し退去せよ。』もう警告は何度目だろうか。それでも騎竜の針路に変化は無い。

『DCよりJAKE、警告射撃を許可。並びに自衛の場合のみ武器使用を許可する。』

『JAKEよりDCへ、了解。警告射撃を実施する。』

この時日本が異世界転移後初の警告射撃を実施することになった。尖閣事変での苦い経験があり、一時はためらわれたものの、日本の空を守るため、パイロットにトリガーを引かせる。


ヴヴヴヴヴヴヴゥゥ


20ミリバルカン砲が火を噴く。そこから撃たれた弾は騎竜をかすめて空に消えて行く。

キャノピー越しに振り返ってみると流石に騎竜騎士も驚いている。

すると騎竜3騎が速度を落とし始めた。

『JAKE1よりDCへ、騎竜が3騎速度を落とした・・・騎竜の口に発光反応ッ、攻撃の可能性ありッ。』

唯一騎竜の前方を飛行していたJAKE1は高度なを上げ、回避する。

『DCよりJAKEへ、警告を行なったのち針路を変更しなければ撃墜せよ。領土侵犯が迫っている。』

“撃墜”と言う言葉が出た。

『JAKE1より、DC。もう一度言ってくれ。』

『警告を行なったのち針路に変更なければ撃墜だ。』

『了解。』

パイロットは腹を決める。

『ここは日本国の領空である。貴騎は領空を侵犯している。直ちに針路を変更せよ。変更しなければ撃墜する。』

騎竜騎士の動揺が伝わってくる。3騎の騎士は顔を見合わせると転針しその後領空を去った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ