(短編) 究極消臭剤 - 205文字
短い小説を書いてみたかったんです……
「朝の満員電車は汗臭くて鼻が曲がりそう」
「だよねー。なんかあそこのおじさんなんか二日酔いが残っててお酒臭いにおいもするし。だから私昨日薬局でこれ買って来たんだ」
「なになに? 『究極消臭剤』?」
「臭いの元から完全に断ち切って消臭するすぐれものらしいよ」
「へー! じゃさっそく使ってみて」
「うん」
──プシューーー!
美子が消臭剤を辺りにスプレーすると、満員電車に乗っていた臭いの元のおじさんたちがバタバタ倒れて死んだ。