表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/70

ゼロスト×ロードバスターズ×仮面英雄伝 闘 ーREAL大戦ー Ⅴ

「何だ……あの光は?」


「何だ……これ?」


「これは!?」


「二人共カッケー!」


 光が消えていくと、刀を持った夏郷かざと、武装石を発動した状態のムロが現れた。


「この刀……早姫さんが使っていた刀に似ているような気がするけど」


「これはザンと戦ったときの武装石の……でも武装石はもう無いのに!?」


 夏郷とムロは驚いている。


「……何事かと思ったが、刀と変わった鎧を手に入れたぐらいでなんだというんだ?」


「なんだぁ? もしかしてビビってんのか?」


 あかがライズを挑発する。


「我は世界を破壊し創るもの。そんな子供騙しが通用すると思っているのか?」


「子供騙しだと!」


 ムロが反応する。


「子供騙しか……試してみるか?」


 夏郷が言う。


「良いだろう。思う存分動き回り、己の無力さにぶち当たり、苦しみながら命を散らすがいい……」


 ライズはそう言うと指を鳴らした。


「!?」


「変わった!」


「……なんで……!?」


 三人の居た場所が変わった。


「さあ、かかってくるがいい」


「何だか分からんが行かせてもらう!」


 ムロが突撃する。


「どうしたんだ? 緋」


「いや……。この風景、ゲームのフィールドにそっくりっていうか……そのままなような……」


「…………ログアウト出来なかった人達は、その日に戻ってこれたんだよな?」


「戻ってこれたし、ゲームも再起動出来てるけど、今も稼働は停止になってます」


「…………俺の予想だが、あのときのゲームの一連の騒動もライズが関係してるんじゃないか?」


「世界を壊すって野郎が、その世界の、言ってしまえばデータを混乱させた理由は?」


「ライズの世界の破壊と創造に必要だったから。こうやって現実をゲームのフィールドに変えるみたいな事に利用するために」


「……だとしたら……尚更、野郎が許せねえ!」


 緋が離れた場所でムロと戦うライズを見ながら言い放つ。


「試してみるか」


 夏郷がライズに向かって歩き出す。


オレはなんにも出来ないのか」


※ ※ ※


「ビュンビュン消えやがって!」


 ムロが剣を振るもライズは姿を消すため当たらないでいた。


「立派なのは姿なりだけか」


「なめんな!」


 ムロはグラビティを仕掛けた。


「重力操作か。くだらない技だ」


 ライズは空間を変える。


「なっ!?」


「どうした? 重力は終わりか」


「何てことだ!」


 ムロは混乱した。


「なるほどな」


 夏郷はライズの戦法に苦笑いした。


「どうした。かかってくるんじゃなかったのか?」


「出来るならやってるさ」


「ムロ、落ち着くんだ。確かに俺たちは宇宙空間に居るが普通に喋れる」


「でも無重力は本当だ。動きが制限されちまう」


 ムロが焦りをみせながら言った。


※ ※ ※


「今のオレは無力だ。近付いたら、かえって夏郷さんとムロを邪魔してしまう……」


 緋が無意識に自分の掌を見る。


「ゲームの空間なら、もしかしたら!」


 緋はゲームでのリストを呼び出す動作をする。


【アイテム】


「なんとかなるかもしれないぜエエ!」


 緋がアイテムリストから何かを選んだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ