魔術が使えない欠陥品《マジックディフェクター》

欠陥品――人は俺をそう呼んだ。最初は未来が期待出来る人間として扱ってきたくせに、たった一つの欠点があっただけで俺を出来損ないと批難した。　魔術によって人々は平和に生活する事が出来ている世界の中、魔術が使えない欠陥品とされてきた柊隼人は何を以て、魔術専門学院へ転入し、何を成し遂げようとするのか……。