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遭難


「よしっ今日はこれを食うか」

俺は片手に狩りで獲ったウサギを持ちながら森の中を歩いていた。


 白虎と会ったあの日、俺は吹き飛ばされ、おそらく東都ではないと思われる地域に着弾した。死んでもおかしくないような一撃だったが、俺はなぜか生きていた。


 俺が飛ばされた場所はもはや日本とは思えないような大森林の中で、魔物はいたが仙魔獣はほとんどいなかった。


 この森で住んでいる魔物はゴブリンやオークなど、ゲームでよく見かける魔物でそこまで強くなかったので、俺はこの森で気功の修行を積んでから東都などに戻ろうと思ったのだ。


 それから森にこもり修行していた。最初は修行にも苦戦したが、一度コツをつかむと簡単で、修行は順調に進み、俺は今ではそこそこ力を付けていた。


ーーーーーーーー

夜桜律


種族:仙人族


ーースキル

『武術』

『鑑定』

『狩猟』

『木工』

『手芸』

『料理』

ーー種族スキル

『気功』

  <色>

  『蒼』

  『黒』

  『純白』

ーーーーーーーー

 森の中では『白』の力が非常に役立つので、ひとまず白を重点的に伸ばした。その後、もともと持っていた『青』の練習を開始した。


 こちらは何の能力か分からず、苦戦はしたものの、今はしっかりと扱えるようになっている。


『簡易鑑定』も『鑑定』になり改めて自分を調べると様々なことが分かった。



ーーーーー

仙人族

気功を使うようになった人族。LVと各値ステータス、スキルLVがなくなる。スキルの習得や、ステータスの強化がポイントの割り振りによって出来ない。気功の習得には時間がかかり、強くなるまでに時間がかかる種族。修行を重ねると感情の起伏が少なくなってゆき、より霊獣などに近い存在になる。


『武術』

武術を扱うものが獲得するスキル。『剣術』や『体術』などを統合したスキル。


『鑑定』

ものの情報を読み取ることができる。


『狩猟』

狩猟技術を持つ者に与えられるスキル。


『木工』

木材を加工し様々なものを作ることができるものに与えられるスキル。


『手芸』

動物の毛皮などを加工し、衣服を作ることができるものに与えられるスキル。


『料理』

料理ができるものに与えられるスキル。


『気功』

種族スキル。<色>により能力が異なる。仙族や霊獣がもつ非常に強力な能力。


『青』

気功の特性の一つ。風を操作したり、気で物体を浮かせたりする力。


『黒』

気功の特性の一つ。影に出入りできたり、気配を隠したりすることができる力。


『白』

気功の特性の一つ。植物を操作したり、気配を感知することができる力。


『蒼』

『青』の派生のひとつ。気によるものの操作に長けた能力。


『純白』

『白』の派生のひとつ。植物を操作し、枯らしたりすることに長けた能力。


ーーーーー


 俺がもともと持っていた『青』は一番俺と相性がよく、コツをつかんだ後はかなりはやく派生させることができた。

 





ーーーーーーーーーーーー


狩りを終えた俺はねぐらにしている大木まで来ていた。ねぐらにしている大木は、幹の太さが学校の教室分くらいあり、俺は木の中身を削って家として使っていた。


「ふう、」


この辺りは霊獣どころか仙魔獣もいない。せいぜい人間くらいの強さのゴブリンか、熊くらいの強さのオークしかいないため、ある程度気を緩めて休むことができる。


「でも、この辺りには『聖域』はないだろうな。」


修行の合間に探索のため足を延ばしたこともあったが、それらしい気配すらつかむことができていない。


(そろそろ頃合いか……)


長いこと修行のために居心地の悪くない場所にとどまっていたが、そろそろ本格的に『聖域』の探索に取りかかるべきだと感じていた。


「もうそこいらの魔物や仙魔獣よりは強い、動いてもそこまで心配ない、か。」


大して身支度もない、大木の家を多少かくしてから、明日にでも出発しようと支度をはじめた。




ーーーーーーーーーーー




「うし、忘れ物はないな。」


それほど持ち物があるわけではないが、食器類や簡易で作ったテントなど、置いていくのがもったいないものは持っておこうと地面に並べる。


(入れるか)


俺は『気』を使って自身の影にグッズたちを次々に入れてゆく。これは『気功』の『黒』の力の応用で、自分の影の中にものをしまい込むことができる。


(探索済みの範囲は強い敵はいなさそうだし、一気に範囲外に出たいな)


俺は全身に『気』をこめて、一気に加速する。


(このまま三時間くらい走れば未探索範囲だろう。)












森を順調に進んだ俺は無事に未探索の森までたどり着いた。


「ここからは慎重に進むか、」


周りの風景はほとんど今までいた森と変わらない。あまり距離だけ進んでも仕方がないと考えた俺はまだ昼過ぎだが、テントを張ってこの辺りをじっくりと探索することにした。

(この森はあまり魔物がいないな)


俺は白虎に飛ばされたときのことを考えて、警戒を強めた。




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