表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

あるなろう読者の愚痴

作者: にしみや

お目汚し失礼します

私はこの「小説家になろう」というサイトが好きだ。


十年ほど前にネットサーフィンからこの「小説家になろう」へとたどり着き、それからは暇があれば新規投稿の小説を読み漁り、ランキングの巡回をしていた。


「転スラ」や「オバロ」など、名作と呼ばれる作品を今なお飽きることなく何度も読み返している。



しかしある時から、ランキングの巡回をやめてしまった。


それからしばらくたち、新作小説の確認もすることがなくなった。


今ではもうブックマーク小説の更新すら読むこともない。


個人的にたいした理由があるわけでもなく、ただ「なんとなく」食指が動かない。



自分にこれらをする時間的な余裕がなくなったのだろうか。


いや、以前より自由な時間は増え、スマホをさわっている時間は多くなったはずだ。


さらに、名作の読み返しはまだ止まっていない。


それとも新たな趣味が増えたのだろうか。


いや、特段ゲームをする頻度が増えたわけでもなく、文芸本への出費が増えたわけでもない。


ではなぜ、あれほど燃えていた「小説家になろう」への情熱がなくなってしまったのだろうか。



誤解を恐れずに言うならば、それはひとえに、純粋に「小説家になろう」で投稿されている小説がつまらなくなったからだと私は思う。


昔と比べて、どれ程多くの小説が「小説家になろう」に投稿されているだろうか。


昔と比べて、「なろう系」と呼ばれる小説はどれ程増えただろうか。


母数が増えれば、凡庸な作品が増えるのは当然。


ランキングの肝となる加点式の評価システムも非凡な作品を隠してしまう要因だろう。



最近のランキングは「追放」や「ざまあ」など見慣れた単語が列挙されている。


似たような題名に似たような展開、長い題名がその作品を読んだ気にさせる。



昔の方がよかった。


この思いは、老害のノスタルジーなのだろうか。


ほならね自分が作ってみろって話でしょ?

小説という一つの作品を産み出している作者様方には頭が上がりません。プロアマ問わず。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 純粋に「小説家になろう」で投稿されている小説がつまらなくなった →新参書き手も悩んでいます。 [一言] 工夫した小説にはPVもブクマもつきません。漢字を使い、描写を工夫したら徒労に終わる…
[良い点] はじめまして。お前の水夫です。 ここに書かれていることは私にも同じようなことがあったので分かります。 しかし何と申しますか、おそらく飽きてこられたのではないでしょうか。 ここには似たよ…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ