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エッセイ

恐怖の心に支配されないように、前向きになりましょう〜そのためにも、感謝の気持ちが大事です〜

作者: 幸田遥

私たちにできることは、前線で、危険と隣合わせで頑張ってくれている方々に感謝することだけです。


みんなが、恐怖に負けない豊かな心を持てるように願っています。

喉に違和感が。


一昨日あたりに買い物に出た。

その時にもらってきたのであろうか?

もう一度、喉に意識を集中し、咳払いをしてみる。

息を大きく吸って、吐いてみる。


違和感があるような気もするが、痛みを感じるほどではない。

おそらく、大丈夫だろう。


枕元の時計を見ると、まだ朝の5時である。


もう一度寝ようか?

無理だ。寝れない。

最近、こういう日が多い。




私は、知っている、ウイルスの怖さを。

どういう症状を起こし、どれほどの人の命を奪ったかを知っている。

幸い、私はまだ、かかってはいない。

しかし、かかった時に、どういう風になるのかは、想像できる。


そう、私は、知っている。

知っているがために、恐怖を抱く。


一方で、『知らない方々』は、知らないがために、恐怖も抱かない。

無敵である。自由である。


繁華街が禁止されたから、公園に行こう。

公園が禁止されたから、河原に行こう。

河原がダメなら、海。海がダメなら、山に行けばいいじゃない。

臨時収入も入るし、ゴールデンウィークは、どこかに遊びに行こうか。

自粛にも、疲れたしな。


と、自由である。


彼らは、知らない。

何も知らないことで、恐怖も抱かない。


どうか彼らには、このまま、恐怖も痛みも知らぬまま、健康に生涯を過ごしていただきたい。



私たちの生活は、誰かに支えられている。

それが誰かを私は知っているし、危険を承知で私たちの暮らしを支えてくれていることも知っている。

幸い、医療、小売店、運送の方々も、なんとか持ちこたえてくれている。

しかし、その方々が、嫌気がさしたなどと言い出した時、どういう風になるかは、想像できる。


そう、私は、知っている。

知っているからこそ、感謝の気持ちを抱く。


感謝の気持ちは、暖かい。

それを向ける方も暖かくなれるし、向けられる方も、暖かくなれる。


一方で、『知らない方々』は、知らないがために、恐怖も感謝の気持ちも抱かない。

責任転嫁。非難することしかしない。


医療従事者にも感染の危険があるのに、医療従事者に対して。

人手も病床も限りがあるのに、医療従事者に対して。

検査機器にも人手にも限りがあるのに、医療従事者に対して。

ないものはないのに、スーパーの店員さんに対して。

わざわざ家まで運んできてくれたのに、運送屋さんに対して。


と、非難ばかりする。


彼らは、知らない。

何も知らないことで、感謝の気持ちも抱かない。

ある一面を見て、責任転嫁、非難ばかりする。


どうか彼らには、このまま、恐怖も痛みも、感謝の気持ちも知らぬまま、健康に生涯を過ごしていただきたい。



私は、知っている、恐怖も感謝の気持ちの両方を。

そして、この両方の気持ちを知っている方々は、家にいて、これ以上患者を増やさないようにしていてくれていることも、私は知っている。


私たちにできることは、感謝することだけである。

そして、心の中の恐怖の割合を減らし、感謝の気持ちの割合を増やす。

それだけだ。


ただ、一言。

ありがとう。


そして、『私たち』は、困難を乗り越えて、少しの恐怖心と豊かな感謝の気持ちを持って、豊かで健康的な人生を歩みましょう。

ありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
今の世の中を生きるみなさんに読んでほしいです。 なんというか感謝を自発的にしない方の割合が多い気がします。 いやシリアスな世界情勢だからしょうがない部分もあるかもしれないですがそれでもね……負の連鎖…
[良い点] 心に響きましたっ(><*) [一言] 忘れがちですが、医療従事者さん、有難うございます! おもいださせてくれた幸田遥さん、有難うございます!
[一言] 一日一万回、感謝のお辞儀!!
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