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入学式って話が長い・・・・

学校へ着いた後は寮に荷物を降ろし学校に向かっている


「なぁシン寮の部屋まで一緒だったな!」


「そうだな流石にうざいな」


「うざいとか言うなって!俺は嬉しいぞ!」


アーサーは決闘以降本当に変わった俺が自由気ままに生きてがむしゃらに修練している事が本当は羨ましかったみたいだ。

アーサーは家の事や貴族故に強がり人を見下していたそれを俺がそのプライドやらなんやらを全て壊してやったら素の自分をさらけ出せる様になったようだ。

いい笑顔になったな。


「そういうのもうざいから」


「シン俺辛い・・・」


「あーわかったから行くぞ」


「うーす」


制服に着替えた俺たちは入学式のある講堂に向かっているのだがさすがファンタジー髪の色が派手だな。

俺の髪はとうさん譲りの真っ黒髪アーサーは金髪青目のザ外国人

俺の知る中で変なのはかあさんの赤髪だけだったな。


「なぁアーサー髪の色が俺だけ黒髪なんだが」


「あーそうだなこの寮に入れる奴は貴族だけだからな」


「ん?何故その理由が答えになるんだ?」


「シンは本当に世間知らずのおぼっちゃんだなその理由は」


アーサーによると生粋の貴族は髪の色がその家々が得意とする魔法の色が髪の色に影響するらしい。

平民等の下層階級のものは全て黒髪になるようだ。

なるほどとうさんは元平民出身だったな。ならかあさんは貴族出身なのか!


「ていうかカレンおばさんは赤髪じゃん!紅蓮の戦姫様!ナパーム家のご令嬢だぞ!」


「へぇかあさんはかあさんだろ?しかも俺はかあさんに魔法を教えてもらえなかった」


「もったいねーなー俺なら這いつくばっても教えて貰うのに」


「ま、いいじゃないかそろそろ着くぞ」


「ちょっと待ちたまえそこの平民ここは貴族専用だぞ?」


「いつかのアーサーみたいな奴だな」


「こんなに恥ずかしいやつだったのかよ。」


「おい!こそこそするな!俺を誰だと思ってる!”妖精の羽衣”と呼ばれる”イキリ・ザッコーノ様だぞ」


「アーサーしってるか?」


「ザッコーノ家かぁ武力が乏しく多額の献金を毎月することで貴族の地位を得て貴族特権で商売をしてる所謂商売貴族だな風魔法がお家魔法だ」


「了解した」

「ザッコーノさんでしたっけ?失礼しました。私シンともうします。辺境の地でありますが一応貴族でありましてここの寮を使用させて頂いております」


「ほぉぉうシン君か辺境の田舎貴族ねなるほどねさぞひもじい家なのだろうななんの才もない恐ら西と言った所か」


「いえ私共は東の出身でございます。」


「ひがしー?お前の様な間抜けな黒髪が?嘘も大概にしろ!この落ちぶれ辺境貴族の子供が!」


「落ちぶれ貴族とは我が父のことですかな?」


「あ、やべおいザッコーノ今すぐ


「うるさい三下がお前の父等私のパパに比べれば馬の糞よ!」


『”切り捨てろ数珠丸”』


「は?」

俺はザッコーノ以下雑魚の言葉が終わる前に数珠丸で奴の頭頂部から一直線に髪を剃ってやった。

畦道カットだ


「おい雑魚俺の名前はシン・ドラゴニクドラゴニク家の嫡子だ。俺のことは馬鹿にしても家族、領民を馬鹿にするものは誰でも許さない」


「ド,ドラグニク!?あの王国最強軍団!」


「王国最強?違う大事なものを守る力のあるものたちだ!」


「シンそろそろやばい人が集まって来たさっさと行くぞ!」


「しょうがない行くか」


「俺もあんな無様だったんだな・・・」


「お前の時は型を使ったからあれより無様だぞ」


「シン〜」


ー講堂ー


「えーであるからして」


「シン〜共闘のであるからしてあれで56回目だぞー何回であるんだよー」


「知るか。実に容量の得ない話だな」


「畦道君はずっとお前の事睨んでるし」

アーサーはケタケタ笑う


「そういえばアーサー俺たちの家ってどれくらいの立場なんだ?


「そうだなぁ


アーサーの話によると貴族には4種あるらしい


1王の親戚筋に当たる王族達公爵家


2多額の献金や国に利益をもたらした商業貴族


3過去建国の際に力を示した旧家貴族


4俺の家の様な戦争等で武功を挙げた防衛の要武闘派貴族


主に貴族として国の役に立つのが旧家貴族と武闘派貴族だ

この王国の政治はこの二つの貴族と王が執り行っている

しかしうちに家は政治に全く興味がなくしかも権力が大の嫌いなので例外中の例外らしい。

しかしよくアーサーはしってんな。


「アーサーお前は物知りだな。お前の所はどれに該当するんだ?」


「はぁシンの世間知らずは本当に怖いレベルだな。うちは旧家貴族だぞ。ちなみに4大貴族の一つに数えられる」


「また知らない言葉だな」


「4台貴族は東西南北の各要所を守る旧家貴族の総称で結構身分が高いんだなこれが」


「へぇじゃ俺はアーサーには公の場では敬語の方がいいか」


「いや違うドラゴニク家は異例中の異例なんだよ。大戦の英雄と4台貴族のご令嬢だからな俺たちと同格はたまたそれ以上の場合もある。特に戦闘や戦争に関してはドラゴニク家の発言権は王にも匹敵するほどだ」


なるほどな前世では最下層だった俺が王にも匹敵するねぇ。

考えもしなかったな。

上に立つのなんかドラゴンヘッド以来か懐かしいなあの時は楽しかった。


「なるほどなアーサーといると色々勉強になるありがとう」


「な、急に感謝すんなよ!はずかしいな!」


「うむ、そろそろ話が終わりそうだな」


ーそれでは学園長のお話ですー


まだあるのか。


「諸君おはこんばんにちは学園長です!」


「ぶふぉ」

あれ?俺だけ笑ってるの!?


「ご入学おめでとうみな様々な思いがあって入学したことだろう・・・


長いのでまとめるぞ!


⒈この学園は主に魔法を学ぶものである

⒉2年次より各研究室に入り色々なものを掘り下げて学ぶ事が可能である

⒊クラス分けは平民貴族隔てなく決められておりその審査基準は質問不可である

⒋クラスはS〜Fまで7クラスあり四半期でクラス替えがあり最終クラスが高いものはより良い仕事があること

⒌なにより学校を楽しむ事


「てな感じで3年間みな楽しくやる様にそしてここで一番大事な事だが決して身分差別は許さない。」


ほぉあの学園長なかなかやるな、最後のは気だなかなりの圧を感じた。

セバスさん並には戦闘できそうだ手合わせしてもらいたいものだ。


「うわぁシンの家で修練してなかったら今の気はやばかったな」


「ん?そうか?今のアーサーでも本気出せば出るぞ」


「俺も化け物の仲間入りか・・・」


学園長の話が終わると解散になり各教室にばらけて行った。

俺とアーサーはSクラスだったがどんな学園生活になるのやら。

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