学校へ行こう
王都 王立学園
「ザックス先生今年の新入生はどうだ?」
「あーそうですね今年も貴族の方々の入学はかなり少ないっすね」
「はぁ毎年毎年減る一方だな」
「最近は各家庭で家庭教師を雇って育てることが多いみたいっすからね」
「そうだな。今年の新入生の中にはどれくらい有望株がいるんだ?」
「Sクラスに東のウォード家とドラゴニク家の嫡子がいますねーメンドクセーな」
「珍しい家のものが来るのだな。」
「はぁめんどくせー」
王都近郊馬車内
「なぁなぁシン!もうすぐ王都だな!俺楽しみだ!」
「そうだな俺も初めて行くから楽しみだが魔法が使えなくても大丈夫なのか?」
「シンは本当に魔法がダメだもんな!でもシンにはドラグニク流があるじゃないか!」
「あ、あぁでもあれは使わないてか使えないんだ。」
「へぇまたおじさんの言いつけか?シンは本当に目上の人に逆らわないといか忠実というかなんか変だな!」
「まぁそりゃそうだろ」
昨日家を出て馬車に乗った俺の目の前にはアーサーがいた。
一緒に学校に行く様だとうさんが気をまわしてくれたのだろう。
てな感じで今日までずーとこいつが俺に喋りかけてくる。うぜぇ
「まぁでもシンは型使わなくても十分強いし俺もあの決闘以来一度も勝てないしな!」
「お前は本当に弱すぎ。学校で虐められるぞ。まぁ俺がいる限りそんな事させないけどな」
「シン〜やっぱお前は親友だ!でも俺これでもかなり強いんだぞ!同世代でも負けたのはシンくらいだ!」
「冗談は顔だけにしといてくれよ。あんな辺境の地でいくら最強でも上には上がいるんだよ」
「(シンは知らないんだけど東の末端の地は帝国からの侵入者や魔獣の出没が多いから国でも精鋭が集められてるんだよな・・・それを知らずに東最強だもんな。遠いぜシン!)まぁそうだな二人で強くなろうな!」
「よし取り合えず学内で最強めざすか。じゃないととうさんに合わす顔も無いしな」
「あ!シン着いたみたいだぞ城門だ!」
「ドラゴニク家ウォード家のお二人ですねお進み下さい王城の下に見える建物が王立学校でございます」
「ありがとうございます」
そうして俺たちの学校生活が始まろうとしている