表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
拝啓、姉上様~異世界でも、元気です~  作者: 藤原 高彬
第七章:支配者は、その責任を自覚しましょう
301/382

設定資料1 騎士王国との契約内容(旧契約)

(設定資料は、定時更新対象外です・新旧契約内容同時掲載です)

「異世界より来たりし者たちに、魔王討伐を依頼せし約定」


第一条

 余、ことキャメロン王国国王ウィルフレッド・キャメロットは、この契約書に署名せし者たちに対し、魔王討伐を依頼せしことを契約す。


第二条

 魔王とは、精霊神を否定し、(まもの)を従え、世界秩序の脅威となる者である。


第三条

 余は、この依頼を達成せしむる為に、この契約書に署名せし者たちに全幅の支援を成すことを約する。またこの者たちの生活資金及び装備に関しても、その責任は全て余が負うものとする。

 第二項 前項を実現せし為に、余は麾下(きか)の正騎士一名を、この契約書に署名せし者たちに随行させるものとする。

 第三項 この契約書に署名せし者たちが、我が国に於いて活動する際、便宜上銀札(Bランク)の冒険者と同等の権利を認め、また勅令状を(もっ)て前項の約定を実現せしむることを関係各所に確約するものとする。

 第四項 この契約書に署名せし者たちが、我が国以外の地にて活動する際、神聖教国の名のもとに、精霊神殿からの全幅の支援を得られることをここに約する。


第四条

 余は、この契約書に署名せし者たちが、この依頼を達成せし時は、この者たちを元の世界へと帰還出来るよう、あらゆる手段を講じることをここに誓う。

 第二項 前項の誓約が果たされし時まで、この契約書に署名せし者たちに対し、貴族として遇し、また領地を預けることをここに約す。なおそれに伴い、本来であれば領有貴族に定められし献納の義務並びに有事に際する領兵挙兵の義務は、ここに免除する。但し、国家有事の際には、領兵挙兵の義務の免除は一時的に凍結されるものとする。


第五条

 この契約書に署名せし者が、この契約を達成出来ないと認める場合、本契約解除に伴う代替契約は、別途定める。但しその際、当事者の事情に配慮した契約とすることとする。

 第二項 この契約書に署名せし者たちが、この契約を達成出来ない場合、それを判定するのは、神聖教国教皇猊下とする。


以上約定を、キャメロン王国国王ウィルフレッド・キャメロットの名において正しく履行することを、ここに約するものとする。


カナン暦722年春の二の月

       キャメロン王国国王ウィルフレッド・キャメロット

  契約代行 キャメロン王国魔術師長リトル=ジョン・マーリン








(907文字:2018/12/01初稿 2019/10/01投稿予約 2019/11/16 09:00掲載予定)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ