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「希望(のぞみ)」200文字小説

希望(のぞみ)(200文字小説)

作者: いろは

 この小説によって気分を害される方がおりましたら申し訳ありません。決して悪意がある訳ではないので、ご理解頂ければ幸いです。

希望のぞみちゃん、ローソクの火を消して」

「はーい」


 娘がケーキに乗ったローソクの火を一本ずつ吹き消してゆく。


 1本 2本 

 3本 4本 


 ……そして5本目。



――そう、あれからもう5年が経ったのね。




 懐中電灯の明かりの中で授かった新しい命。

 私はこの娘に希望という名前を付けた。




「ママ、どうして泣いてるの?」

「……嬉しいからよ」

「ふーん? へんなのー」



 私の言葉に不思議そうな顔をする娘。





――貴女はね、私に取って希望の象徴なの……




 今回、企画を立ち上げて下さった「大橋 秀人」様、及び参加して下さって皆様、有り難う御座いました。

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― 新着の感想 ―
[一言] 今更ながら感想をば。 ろうそくの数だけ、確かに年月を重ねている。端的な文章ではありますが、心をふっと温めてくれる、そんな素敵な文章ですね。
[一言] はじめまして、 【スマイルジャパン】に参加させていただいている観月です。 とても短い作品で、多くの部分を読者にゆだねるようになっています。 この作品を読んで、バッシングする人がいたら、私に言…
[良い点] 震災の直後の緊迫した状況の中での出産で、不安に襲われていたことでしょう。無事に産まれてきてくれた娘に対する母の思い入れが強いことが想像できます。 ただ、娘が誕生日を迎える度に思い出すので辛…
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