表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
反逆勇者~魔王の後は国を滅ぼす~  作者: aleri
反逆勇者~絶望の始まり編~
2/8

~絶望の怒り~

2話目です!!!!

前回同様、さくっと読んでもらいたいので時数は2000字近くで少なめです!!!

Twitter

【@areli_narou】



「ここは・・・」

僕が目を覚ましたのは光が少し差し込む森の中。目の前には国を滅ぼした張本人である、【勇者】ゼロ=クロニクル。


「おぉガキ、目を覚ましたか。」


「お前は、ゼロ!!!いったい何が目的だ。なぜ僕をここに連れてきた!答えろ!!!」


「やかましいぜクソガキ。殺すぞ」


たった一言で殺意が僕に襲い掛かった。

「何が目的か教えろ。」

その一言だけ放って死ぬ覚悟はできていた。


「安心しろ、お前を殺したりしないよ。目的かぁ、、、簡単に言えば国の再構築。」


「再構築!?どういう事だ?」


「しらばっくれるなよ王子さんよぉ。知ってんだろ?あの国がおかしいことぐらい。」


僕は何も言い返せなかった。確かに世界で最も大きく発展した国で、最も人がたくさん死ぬ国だ。

人数が多い分戦死者や病死で死ぬ人の数も多くなるが一番の死因は【貧困差別】だ。


「なぁ王子カロンよ、お前を救った目的と国を壊した目的を教えてやるよ。」


「僕を救った?」


「そうだ、お前を救ったんだ。意味が分からないだろうから説明してやるよ。あの国はお前も知ってるだろうが貧困差別が物凄く酷い。王族や貴族は平民以下をみんな道具として見ていた。この国で1番の魔法学校【カライス魔法学園】での貧困差別がこの物語の始まりだ。」


「!?そこって確か、、、」


「そうだ俺たち勇者パーティーが《平民》として通ってた学校だ。」


僕はすぐに何のことか分かった。

「国が滅ぶ一年前に爺やから聞いた話だ。王族が魔法学校で平民たち100人ほどを一方的に殴りつけた。それみた上級クラスに属する平民5人たちが、問題を引き起こした王族たちを1発だけ殴った。殴られた後王族は撤退したがその事件の5日後に王族を殴った平民5人は国家に反逆する危険分子としてこの国から追い出された。追い出された5人が」


「そう!!俺たち勇者パーティーだ。ここで疑問点が1つ!何で国を追放された危険分子の僕たちが今度は国を守る勇者として国を守るために戻ってこれたでしょうか~!!」


勇者は楽しそうに話している。


「う~んわからないか~。正解は生贄だよ!!!危険分子の合理的な削除があの国では行われていた。」


「危険分子として国を追い出して強くさせてから魔王退治に行かせる。死んでも危険分子を排除出来て、可能性は低いが魔王を退治できればこの国が守られる。そういうことか、、、」


「大正解!!!ただ、この国の王族は1つ道を誤った。それは俺らを危険分子として強くさせてしまった事だ。いや~面白かったよ!危険分子が魔王を倒して自分たち王族の目の前に【危険分子である勇者】が立った時のあの顔は」


僕も小さきながらあの場所にいた。どんな姿かたちで勇者パーティーがいたのかは覚えてないがはっきりと覚えているのはあのむき出しの【殺意】


「そこから5年間俺たちは表舞台から姿を消した。」


「なぜだ?お前らの力ならあの時に国王を殺せたはず、なのにどうして殺さなかった。」


「あの場には12獅子団がいた。流石にあれとやりあうだけの力は残ってなかった。だからあれとやりあうだけの力をつける為に国を作った。」


「たった5年で国を作り上げたのか!?」


「あぁ今からお前にその国を見せてやるよ。ついてきな」


勇者は森の奥に歩みを進めた。歩いている最中僕に話しかけてきた。


「なぁ王子よ人が一番強くなれる時はいつかわかるか??」


「?怒っている時とか?」


「その答え気になるか?安心しろ後で教えてやるよ。さぁついたぞこれが俺らの作った国

《幻想郷・カイオウ》だ。」


僕はこの国を見て圧倒された。

「木々が美しく育ち、そして人々はみんな仲良くして笑顔が絶えない国だ。そして貧困差別が戦争もない。どうだ。最高だろこの国は」


「あぁ、綺麗だ」

この時の僕は単純だった。もし過去に戻れるならこの時の自分を殴りたい。


「王子さんよ、あんたに会わせたい人がいるんだよ。ついてきな。」


僕は言われるがままに勇者パーティーが作った城に案内された。

そこには年の離れた僕の兄がいた。

「お兄ちゃん!!!」


「カロンか!?カロンなのか!!よく生きててくれた、、、」

兄は僕のそばに駆け寄り僕を強く抱きしめた。

「よかった、、、生きててくれて良かった、、」


「素晴らしい兄弟愛だね!!!王子カロン君にさっきの質問の答えを教えてあげるよ。」


勇者は兄の後ろに立ちこう言った。

「質問の答えは、、、」

勇者が腰に携えてる剣を鞘から取り出した次の瞬間、兄の首から上はなかった。僕の顔には兄の

顔から噴き出す血が大量についていた。

勇者は笑顔で続きを言い始めた。


「人が最も強くなれる時は絶望した時ににじみ出る怒りだ。」

2話目読んでいただきうれしい限りです!!!!

新しく12獅子団とカロンの兄が出てきましたね!!

Twitterを始めました!!

【@areri_narou】

気になったかたフォローお願いします!!!

10話を超えたとことで毎週投稿に切り替えます!!

それまでは出せる時に出す!!そんなスタンスになります。


感想、ご意見、質問などなど書いてください!


次回は12獅子団とは何なのか?幻想郷・カイオウとはいったいどんな国なのか。そして兄を目の前で殺されたカロンはこの先いったいどうするのか!!!


お楽しみに~!!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ