介護士は罠を解除?する
読んでくれてありがとうございます.+:。 ヾ(◎´∀`◎)ノ 。:+.
楽しんでくれると嬉しいです。
魔法の罠を解除するのは骨が折れる。こっそり侵入して、誘拐されたゴーファ公爵を確保したいところだが、罠魔法を解除するには――
「なに、簡単だ。解除しなければいい。」
「は?」
アーネスとアルテナが怪訝そうな顔をして、マクセンが嫌そうな顔をした。
「分かってるじゃないか。」
俺はマクセンの肩に手を置く。
必要なのは、発想の転換だ。
「……まあ、いつもの役割っすから。」
「難しいか?」
「ちょっと無理があるっす。兄貴、加速魔法もらえないっすか?」
「よし、任せろ。」
俺はマクセンに加速魔法をかけてやった。転倒しそうな老人を見つけて駆けつけるときをイメージする。あの、時間が止まればいいのに、と思う瞬間だ。危機意識が集中力を引き上げ、瞬間的に時間がゆっくり流れているような気さえする、あの感覚。
イメージして、発動する。
直後、マクセンの姿が消えた。
ドン! バチバチ! と、爆発やら電撃やらの音が聞こえる。
マクセンは走り回って、罠という罠に全部ひっかかりながら、発動するより前に効果範囲から脱出して次々と罠をダメにしていく。
「よし、俺たちも行くぞ。」
罠の発動に気づいて敵が集まってくるまでの間に、拠点に忍び込む。
マクセンが罠を空振りさせてダメにしたあとだから、問題なく進んでいける。罠を解除する知識がなくても実行でき、時間もかからない。おまけに騒ぎを起こして敵を1カ所に引きつける効果がある。まんべんなく散っている敵を1カ所に引きつければ、別の場所に隙が生じる。忍び込むには有効な方法だ。こっそりとは言えないが、電撃作戦としては有効である。
「無茶苦茶だ……こんな力技……。」
アーネスが呆れる。
アルテナは、結局いつも通りね、と納得していた。
効率的な方法だと思うが、あまり受けが良くないようだ。解せぬ。
探知魔法を頼りに、敵を迂回して障害物に隠れながら、ゴーファ公爵のもとへ近づいていく。場所は探知魔法で特定済みだ。
「いたわ。」
「むんっ!」
ゴーファ公爵が逃げないように見張っていた少数の敵を、奇襲して、他の連中に気づかれないように倒す。こういうときは手裏剣だ。
「父上、助けに来ました。」
すぐさまアーネスがゴーファ公爵の拘束を解く。
「アルテナ。」
「了解。」
制圧された村を解放するときによくやる方法だから、指示しなくてもアルテナは心得ている。
「ファイヤーストーム!」
火と風の混合魔法。本来は広範囲を火の海にする魔法だが、風の流れを螺旋状にすることで、巨大な火柱――火災旋風を生み出せる。これで通常のファイヤーストームにはない、上方向への攻撃範囲を獲得している。効率的に酸素が供給されるため、消費魔力に対して火の勢いが強くなるのも利点だ。そして今回のような場合、これはマクセンへの合図にもなる。
マクセンには手榴弾を渡してあるから、あとは適当に暴れてくれるだろう。そうすると、残る敵はわずかだ。あとは俺が殴り倒す。
読者様は読んで下さるだけで素晴らしい!(*≧∀≦*)b
評価とかブクマとかして下さった読者様、ありがとうございます。
作者は感謝感激しつつ、小躍りして喜んでおります。(o´∀`o)キャッキャッ♪




