介護士は第2の人生をスタートさせた
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楽しんでくれると嬉しいです。
読者様には申し訳ない事ですが、不定期更新になる予定です。
転生した。
両親はヨーロッパ人みたいだ。父ジョンと母ジェーン。名前からするとこのあたりは英語圏なのかと思ったが、建物や家具や衣服が妙に古めかしい。中世ヨーロッパ風のファンタジー漫画みたいだ。おまけに喋っている言葉が、完全に英語じゃない何か別の言語だ。
それでも赤ん坊の脳細胞はすごいもので、1年もするとかなり理解できるようになってきた。俺、前世では英語ぜんぜんダメだったんだけどな……。
ちなみに俺の名前は「ジャイロ」になった。
どうもおかしいと思いながらも、赤ん坊の体では自由に動き回ることもできず……。
「異世界……!?」
ようやく状況を把握したのは、3歳のときだった。
決定的だったのは、魔法を目撃したことだ。
「ジャイロも魔法を使ってみたいか? もう少し大きくなったら使えるようになるからな。」
「そうしたらママが教えてあげるわ。パパは戦士だったから、魔法はあんまり、ね。」
「そうだな。パパは剣術を教えてあげよう。」
「そうね。パパは剣の腕は凄いからね。」
「うん! 楽しみ!」
そんなわけで、5歳から剣と魔法の訓練を受けることになった。何でもやってみないとね。チャンスは常に前にあるものだ。もう少し待ったらもっといいチャンスがあるかも、なんて思っていると、チャンスは来ないし掴めない。最初の出会いで即断・即決・即実行。これがチャンスを掴むコツだ。間違ったと思えば、その時点で修正すればいい。判断・決定・実行が遅くなれば遅くなるほど、修正するための時間がなくなってしまう。
ちなみに、両親がどうして剣と魔法を使えるかといえば、元冒険者だからだ。結婚しても冒険者を続けたが、妊娠を機に引退して、田舎村で農業をやっているらしい。
そんな環境で、両親を師匠にして、俺はそれからの10年を過ごした。
読者様は読んで下さるだけで素晴らしい!
( ・`д・´)キリッ
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