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介護士は煽る

読んでくれてありがとうございます.+:。 ヾ(◎´∀`◎)ノ 。:+.


楽しんでくれると嬉しいです。

「なぜ貴様が! 貴様のような平民が!」


 突然どこぞの貴族らしき格好をした男に詰め寄られた。

 アーネスと婚約して1週間後のことだ。

 豪華な馬車が猛スピードで近寄ってきたかと思うと、客室から飛び降りた男につかみかかられた。

 ほとんど支離滅裂にわめき散らす男の言葉を聞いていると、どうやら前からアーネスに求愛していたらしい。だが断られ続けたあげく、今度は「婚約したからもう諦めろ」という内容の返事が来たのだそうだ。それで独自に調べた結果、その相手が俺だと突き止めたらしい。

 それがどこかの大貴族なら納得もできよう。だが、田舎村出身の平民だと聞いては、黙っていられない。地位も財力も上で、顔立ちだって勝っている(はず)自分が、なぜ負けるのか。

 しかしゴーファ公爵家に理由を尋ねても「すでに前々から断っている」などと、まともな返事が返ってこない。ならば、と俺に直接詰め寄ることにしたわけだ。

 ……とまあ、あきれるほど勝手な理屈を並べ立ててくれた。


「貴様のような奴がアーネスと婚約など、私は認めん!

 決闘だ! 私が勝ったら、潔く諦めろ!」


 やれやれだ。

 まったく話が通じないタイプの人間である。

 だが、こういう場合こそ介護士の出番だ。話術の見せ所である。今回の勝利条件は、俺が勝った場合の条件を設定することだ。内容は、この貴族がちゃんと引き下がるものでなければならない。だが、普通に「俺が勝ったらあきらめろ」と言っても聞かないだろう。貴族である自分がなぜそんなくだらない条件をのむ必要があるのか、などと反発することが予想される。それに、条件をのんで俺が勝っても、約束を無視してからんでくる可能性もある。貴族である自分が、平民との約束など守る必要はない、などというのが目に浮かぶようだ。ならば、もっとアグレッシブにいこう。


「では、俺が勝ったら、あなたの命を貰う。」

「なん……だと……?

 貴様! 平民が貴族である私の命を貰うだと!? 不敬罪だ! 今すぐ殺してやる! そこになおれ!」

「アーネスには命を賭ける価値がない、とおっしゃるか。

 それでは断られて当然だな。」

「ぐむっ!? き、貴様ぁ……!」

「決めるのは、あなただ。

 別に逃げても構わない。命を賭けるのはちょっとな~とか思ったらね。」

「いいだろう……!」

「え? 何ですって?」

「やると言っているのだッ! 命を賭けてッ!」

「ふっ……。無理をしなくてもよろしい。

 あなたは最初に『アーネスには命を賭ける価値はない』と言ったのだから、もうそれでいいではありませんか。あなたにとっては、宝石が1つ手に入らなかった程度の事でしょう? 別に他の宝石だって構わないのでは?」

「侮辱するか、貴様ッ!」


 だいぶ頭に血が上ってきたらしい。しめしめ。

 今回は、とことん煽って逃げられなくしていくスタイルだ。

 伝統的な作法に従って、貴族の男は俺の足下に白手袋を投げつけた。決闘の申し込みだ。

 俺はそれを拾う。これで決闘の受諾がなされた。

 日時と場所を決め、お互いに介添人(セコンド)1名を決める。そして証人(決闘責任者)を決めて、決闘がおこなわれる。

 両者の話し合いが合意に達すれば、どのようなルールでも決闘はおこなわれる。珍しい例では、決闘当事者を1つの樽につめて包丁を持たせ、しかもその樽を川に流すという方法が採用された事もあるらしい。そのときは両者とも死亡したという。今回は、証人が用意する剣での勝負となった。伝統的な方法だ。

読者様は読んで下さるだけで素晴らしい!(*≧∀≦*)b


評価とかブクマとかして下さった読者様、ありがとうございます。


作者は感謝感激しつつ、小躍りして喜んでおります。(o´∀`o)キャッキャッ♪


【予告】タイトル変更

【履歴】

第1話~ 介護士無双

第22話~ 介護士無双~盗賊が現れた「臥床介助ッ!」「ぐへあっ!?」俺の臥床介助はもはやベッドを必要としない~

第41話~ (*´ノ3`)マダヒミツネ♪ ※明日の1本目を投稿するときに変更します

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