介護士はエルフに出会う
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楽しんでくれると嬉しいです。
「ジャイロ殿。彼女がエルフのセシールだ。」
アーネスに紹介されたのは、金髪碧眼で耳が長い、まさにエルフという姿の女だった。
ちなみに服の上からでも分かる巨乳だ。目の保養、目の保養……。アーネスだと鎧の上からになるから分からないしな。いや、アーネスの鎧の中身は見た事ないから知らんけど。
「ジャイロ殿?」
「あ。冒険者のジャイロです。
エルフの国の生活や文化を学びたいと思っていまして、アーネスさんに紹介して貰いました。よろしくお願いします。」
「まあ、これはご丁寧に……。
セシールと申します。助けて頂いて、ありがとうございました。
いずれ、エルフの国へご案内します。まずは村を立て直さないといけません。」
そこへアルテナたちが混じってきた。
「索敵終了っす。全員捕まえたっすね。」
「ねえ、ジャイロ。ここの村の人たちも、開拓村へ移って貰うの?」
「希望者が居れば、だが……何か問題でも?」
「開拓村の規模が大きくなりすぎているのよ。
人数が増えて、農地もどんどん増えてるけど、一番遠い畑は辿り着くだけで30分かかるわ。」
家から2kmぐらい離れているのか。それはちょっと遠すぎるな。
確かに村の人口は増えたが、いつの間にそんな……そうか。警備隊が解放した村からも流入しているのか。
だが、それだけ大きければ――
「そろそろ『蛇』の本拠地とかの情報があってもよさそうだな。
聞き取り調査でもしてみようか。」
たとえば「蛇」がどこから来たのか。
離れた場所にある複数の村の出身者から情報を集めれば、「蛇」の本拠地がある場所を絞り込めそうだ。
開拓村にやってきた。
やるべき事は2つだ。
開拓村が満員状態になっている。家から畑まで、遠い人だと2kmもある。これを解決しなければならない。つまり村を拡張して、民家を分散させる。そのためには魔物が邪魔だ。放置すれば、人にも畑にも家畜にも被害が出る。魔物を退ける方法を考えなくてはならない。
もう1つは、「蛇」の本拠地を探ることだ。色々な村から開拓村に避難してきた人たちがいる。だから、それぞれの村で「蛇」がどこから来たのかを聞き取れば、「蛇」の本拠地がある場所を絞り込める。円の接線に垂直な線(複数)の交点(つまり円の中心)を求める。中学校の数学だったか?
優先すべきは前者だ。
だからまず村を拡張するために、魔物を何とかする方法が必要になる。
俺は人より魔力が強い。だが、それはせいぜい10人分にも満たない量だ。街や村を覆うほどの大結界は、俺1人では使えない。介護技術に魔法を乗せて、ちょっと魔法チート的な事はできるが、魔力が膨大とかいうチートではないので、この程度だ。
とはいえ、方法がないわけではない。たとえば物理的に防壁を作るとか、罠魔法を等間隔に設置して罠の防壁を作るとか。つまり俺以外でもできる方法だ。増えた村人を労働力として使える方法という事だ。
だが、この方法には問題もある。
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作者は感謝感激しつつ、小躍りして喜んでおります。(o´∀`o)キャッキャッ♪




