介護士は共闘する
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本日2本目
そんなわけで、現場の村に到着だ。
手榴弾をマクセンに渡しておく。村の開拓で魔法を使っていたので、1個も作っていない。その後、冒険者活動を再開してからの1ヶ月で用意できた数は各種15個ずつだ。その全部をマクセンに渡して、走りながら投げ込んで貰う。
同時に、アルテナは魔法で遠距離から攻撃。警備隊の魔法兵に混じって一緒にやってもらう。離れた場所から一方的に攻撃するわけで、これは号令とともに命令通りの魔法を使えばよく、即席でもある程度は連携できる。軍隊の練度に比べれば、アルテナは足を止めて魔法を連発するという経験が不足しているから、少しテンポが遅いかもしれないが、それなら1回休んで次で合わせるとかすればいい。そう大きな問題にはならないだろう。逆に、接近されたらアルテナのほうが得意だ。動きながら魔法を使うのは冒険者の魔法使いとしては必須の技能になる。
俺は突撃兵と一緒に突撃だ。
「行け行け!」
「10時の方向!」
「クリア!」
実際には、ほとんど警備隊がやっつけてしまった。
何しろ訓練されているから動きが素早い。無駄もない。俺が手を出す場面は、俺を狙って近寄ってきた敵がいたときだけだった。だから木刀も使わず、介護技術で寝かせてやるだけでよかった。
状況が変わったのは、ほとんどの敵を制圧してからだった。
「そこまでだ! 全員動くな!」
追い詰められた「蛇」は、村人を人質にとった。
警備隊が動きを止める。
にらみ合ったまま、警備隊はじりじりと後退する。そのうち、重なり合った兵士の影に隠れて、俺の姿が隠される。
「臥床介助ッ! 身体拘束ッ!」
「「ぐへあっ!?」」
魔法を乗せて、敵全員を同時に介助する。土魔法で手を作って臥床介助。そのまま土魔法の手で相手の手足をつかんで手枷・足枷にする。石化魔法で固めて、防御力上昇と強靭化の魔法をかけてやれば、筋力でも魔法でも脱出できない。石化を解除する魔法を使えるなら別だが、それは僧侶でもなければ使えない、光魔法の中でもちょっと難しい魔法だ。
あっ。木刀使うの忘れた。せっかく用意したのに。……よし、今から使うか。
「とうっ!」
「ぐほっ!?」
木刀でみぞおちを突いて悶絶させる。
「……はっ!? ここは……!?」
洗脳が解けて我に返った。
のこりも一気に片付けよう。
「とう!とう!とう!とう!とう!とう!とう!とう!とう!とう!」
「「ぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐほっ!?」」
洗脳が解けて抵抗をやめた「蛇」たち。
アーネスと警備隊の兵士たちが、なぜか難しい顔をしていた。
「これは……私たちが来た意味が……。」
「彼なら1人だけでも良かったんじゃ……。」
えー、そんな事ないですよー。と言っておく。
全部1人でやるのは面倒だ。やっぱり仲間が居た方が楽ができる。
ただ、若干棒読みになってしまうのは仕方ないだろう。
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