介護士は要請を受ける
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1日3回更新を頑張り始めて3日目……PVは明らかに増えたけど、早くも「ちょっとしんどい」と思い始めた……。.';・(゜Д゜*)ガハッ
でもあと1週間ぐらい先までの作り置きがある……。
1ヶ月が過ぎた。
俺たち3人は、冒険者ギルドを介して領主ゴーファ公爵からの依頼として、テロ集団「蛇」に制圧された村をいくつか解放した。解放した村人の中から、希望者は開拓村へ移住してもらった。警備隊が常駐するギルテールに近いとあって、ほとんどの村人が移住を希望し、残ったのは村に愛着があって死んでも離れたくないという老人ぐらいだった。
一気に過疎化することで生活は格段に困難になるだろう。老体ではなおさらだ。村人たちは老人を説得しようとしたが、俺は放置する事にしてさっさと村を出た。何が幸せなのかは人によって違うのだ。明らかに危険で困難だとしても、それが幸せだと感じるのなら、それでいい。冒険者なんかをやっていて危険だの困難だのを理由にやめろとは言えない。
どうしても心配なら、定期的に誰かが様子を見に行けばいいのだ。その時の護衛依頼とか配達依頼とかなら、冒険者として引き受けてもいい。そもそも場所に執着するのは、そこに「つながり」を感じるからだ。つまり、幸せな記憶がたくさん詰まっているという事である。家の帰るとほっとする感じ、故郷に近づくと懐かしくなる感じ、あの言語化するには難しい感覚が、理屈以上に人間を動かす。人間は理性よりも感情で動くから、これは仕方のない事だ。
……と、そんなある日、警備隊長のアーネスが俺のところにやってきた。
「ジャイロ殿に紹介する予定だったエルフが、とある村に住んでいるのだが、そこが『蛇』に制圧された。
すまないが、力を貸して貰えないだろうか。」
「急にどうして?」
これまで俺たちは警備隊とは別行動だった。
誰が人質になっていても、急に協力する理由にはなるまい。別に協力したくないわけではないが、うまく連携できるか、逆に足を引っ張る事にならないか、という部分だけは心配だ。軍隊と冒険者では動き方がまるで違う。俺やマクセンは男だから従軍経験があって、そこのところが分かっている。問題はアルテナだろう。
「重要人物だからだ。
エルフにはエルフの国がある。他国でエルフが犠牲になれば、国際関係に影響しかねない。
同じ理由でドワーフや獣人もだ。
人間がエルフの国でテロ集団にやられたと聞けば、危ないから行くのはやめようとか思うだろう?」
「なるほど。」
アルテナの扱いには何か策があるのだろう。知りうる限りの最大戦力で行きたいという事か。
俺としてもエルフの国にはいずれ訪問したい。すでにウォーラックから話を聞いてドワーフの国があることは知っていた。それもいずれ訪問するつもりだ。エルフや獣人にも国があるのなら、訪問するつもりがある。関係悪化で訪問が難しくなったり、訪問しても歓迎されないような事態は避けなくてはならない。
「それで、どういう作戦ですか?」
「おお……やってくれるか。」
読者様は読んで下さるだけで素晴らしい!(*≧∀≦*)b
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作者は感謝感激しつつ、小躍りして喜んでおります。(o´∀`o)キャッキャッ♪