表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

30/106

介護士は試し斬りをする

読んでくれてありがとうございます.+:。 ヾ(◎´∀`◎)ノ 。:+.


楽しんでくれると嬉しいです。


読者様には申し訳ない事ですが、不定期更新になる予定です。

 ゴーファ公爵の屋敷を辞して、翌日、冒険者ギルドに顔を出すと、マクセンとアルテナがいた。


「おお、久しぶりだな。」

「1ヶ月ぶりぐらいっすね。」

「村はもういいの?」


 マクセンとアルテナは、開拓3日目から村を出てギルテールで冒険者活動に戻っていた。

 聞けば、ちょくちょく風呂に入りにきていたらしいが、いつもアーネスと対戦していたせいか、出会わなかった。


「ああ。今日から冒険者活動を再開する。

 そっちは? 変わりないか?」

「また『蛇』の動きが活発化してるっす。

 冒険者が襲われる事が増えてるっすね。」

「場所は少し変わったわ。このあたりじゃなくて、もっと北の方ね。」


 村が制圧される事も増えているという。

 その都度、警備隊が動いているようだ。






「別に、ついてこなくてもいいんだぞ?」

「そりゃないっすよ、兄貴。」

「あんたを待ってマクセン(こいつ)と組んでたのに、何言ってんのよ。」

「そんな事言ったって、2人とも俺よりランク高いだろ。」


 俺は未だにGランクだ。

 マクセンはDランク、アルテナはEランクだったが、この1ヶ月で2人とも1ランクずつ昇格している。今はマクセンがCランク、アルテナがDランクだ。俺との差は開いた。

 だから俺はソロでやるつもりで、ゴブリン退治を引き受けたのだが。


「じゃあ、好きにしてくれ。

 だが、今回は手を出さないように頼む。」

「了解っす。」

「見てるだけ?」

(こいつ)の試し斬りをしたいんだ。」






「はあっ!」


 身の丈3mのオーガを一刀両断した。

 切れ味はそれなりだが、強度が素晴らしい。斬った感触がしっかりしている。

 だが、やはり重さが足りない。大根を切ったような一瞬の抵抗がある。ズバッ、という感じだ。


「すげえ! さすが兄貴っす!」

「オーガを一撃とか……デタラメさがパワーアップしてるわね。」


 オーガはあと2体いる。


「むんっ!」


 木っ端微塵に滅多切り。2匹目のオーガはバラバラの肉片になって、雨のように地面に降り注いだ。

 やはり軽い分、振り回しやすい。連続攻撃には向いている刀だ。

 とはいえ、刀の重さを1kgと想定して訓練してきたから、この軽すぎる刀では刀の重さを利用した身体操作ができない。たぶん、この刀は250gぐらいしかない。500mlのペットボトルの半分しかないのだ。コンビニでホットドリンクコーナーにあるコーヒーとか入ってる短いペットボトルと同じぐらいの重さだ。

 どうもこの軽すぎる刀は、俺には使いにくい。どうしたものか……重量化の魔法をかけてみるか。


「でやあっ!」


 刀を1kgに調整して、3匹目のオーガを斬った。

 豆腐を切るように抵抗なくスパッと切断でき、身体操作にも違和感がない。おまけに連続攻撃もこの3回目が一番速く多くできた。


「……こんなもんか。」


 引き受けたのはゴブリン退治なのに、オーガを倒しても依頼達成にならない。

 ゴブリンを探そう。





「居た……!」


 ゴブリンの群を見つけた。10匹ほどだ。


「どれ……ちょっと試してみるか。」


 刀に風魔法を乗せて――


「むんっ!」


 飛ぶ斬撃。

 一撃で10匹のゴブリンが首から上を失った。


「おお……! これは便利。」


 木刀で地面を切ったときよりも具合がいい。よく斬れるし、魔力の消費も少ない。

 喜ぶ俺の後ろで、マクセンとアルテナが表情を失っていた。


「デタラメっす……。」

「ランク詐欺だわ。」

読者様は読んで下さるだけで素晴らしい!( ・`д・´)キリッ


評価とかブクマとかして下さった読者様、ありがとうございます。


作者は感謝感激しつつ、小躍りして喜んでおります。(o´∀`o)キャッキャッ♪

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ