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介護士はドワーフと出会う

読んでくれてありがとうございます.+:。 ヾ(◎´∀`◎)ノ 。:+.

楽しんでくれると嬉しいです。

読者様には申し訳ない事ですが、不定期更新になる予定です。

 そんなわけで、アーネスに案内されて、ギルテールの街にやってきた。

 職人が軒を連ねる通りに、とある工房があった。


「ウォーラック殿、邪魔するぞ。」


 アーネスが呼びかけると、奥から背の低いおっさんが出てきた。

 ヒゲがボーボーで、筋肉質で、よく日焼けしている。


「ジャイロ殿。こちらはドワーフの鍛冶師ウォーラック殿だ。

 ウォーラック殿。こちらは冒険者のジャイロ殿だ。」

「ウォーラックだ。」

「ジャイロです。」


 とりあえず握手した。


「で? 用件は?」

「父が頼んだ物を受け取りに来た。

 それと、こちらのジャイロ殿は、ドワーフの生活に興味があるそうだ。」


 ウォーラックが俺を訝しそうに見る。


「人間の暮らしぶりとどう違うのか。習慣の違いや、考え方の違いを、学ぶ機会を得たいと思っています。」

「そんな事を知って、どうする?」

「ただ知りたいだけです。

 小さな村で畑を耕して一生を終えるより、広い世界を見て回りたいのです。その結果、再び村に戻るのだとしても、外の世界を知らずに育つのと、知っていて村で過ごすのとでは、人生の豊かさが違う。そう思いませんか?」

「なるほど。」

「それで、確認しておきたいのですが、ドワーフの方々に『鍛冶の様子を見せてくれ』と頼むのは、失礼に当たるでしょうか?」

「いや、大丈夫だ。

 まあ、秘伝の技術があって見せられないという場合もあるが。」

「もしよろしければ、見せて頂けませんか?」

「ふむ……。

 あんたは人間だから、礼儀正しいのが美徳なんだろう。その言葉遣いとか丁寧だものな。

 だがな、ドワーフに物を頼むときは、酒を持ってくるのが礼儀だ。」

「なるほど。では、酒を持って出直してきます。

 ちなみに、ウォーラックさんは立派なヒゲでいらっしゃるわけですが、ドワーフにヒゲを大事にする文化があるというのは本当ですか?」

「本当だ。わしらは、このヒゲに誇りを持っている。

 人間だって髪を大事にするだろう?」

「なるほど。勉強になります。」


 やはりドワーフには酒とヒゲらしい。ドワーフのヒゲを馬鹿にするのは、人間に「ハゲ」と罵声を浴びせるようなものなのだろう。あるいは、もっと傷つける行為なのかもしれない。であれば、ヒゲを立派だと形容しておいたのは、印象がよくなっただろう。

 あとは酒だ。ドワーフが満足するような酒。これは酒屋に聞いた方がいいだろう。


「ジャイロ殿。私は荷物を父上に届けなくてはならない。これで失礼する。」

「はい。ありがとうございました、アーネスさん。

 まずはウォーラックさんからドワーフについて学ぼうと思います。」

「ああ。では、またな。」


 アーネスは工房を出て行った。





「父上。ウォーラック殿から荷物を預かってまいりました。」

「そうか。

 よし、ジャイロくんを呼んできてくれ。客としてもてなす。」

「え?」

「なんだ?」

「……さっきウォーラック殿の工房で別れてきたばかりです。

 一緒に連れてくればよかった……。」

「そうか。すまん。二度手間だな。」

読者様は読んで下さるだけで素晴らしい!( ・`д・´)キリッ

なお、評価とかブクマとかしてくれると、作者が喜びます。(o´∀`o)

勝手にランキング様にも登録しております。下部のリンクから飛んで頂けると、投票したことになるそうです。


また新しくブクマを頂きました。ありがとうございます。ヽ(*゜∀゜*)ノ

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