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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
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それは幻のように朧気で、現実のように鮮明で

作者: (´<_`蒼)

夢2【死の淵にたたずむ明晰夢】

これは私がまだ保育園児のころに見たものの中でも最も記憶に根付いている夢である。私は、祖父と祖母に連れられて観光スポット&自殺スポットとして有名な山に来ていた。

なるほど確かに山頂付近には切り立った崖が多く見受けられここから落ちれば捜索も困難であろうと見て取れた。しかし私の町の近くには観光スポットも自殺スポットもないために夢であることは不思議なことに容易に理解した。

刹那私は何か悪いものに引っ張られるように崖から落ちていた。落ちる瞬間見えた祖父と祖母はまるで私などいないかのように茶屋で茶をすすっていた。

幼いうちは悪いものも見えやすいというがなるほど私はどうやら彼女に魅入られてしまったようだ。夢だというのに嫌にリアルな痛みがあった。肺を打ち付けた痛みで息はできず、視界は頭から流れ出た血で赤くにじみ、痛みと血の気が引く寒さと意識が遠のく際の謎の多幸感が体を支配していることを強く感じた。

いわゆる明晰夢というやつだろうか、あとで聞いた話だが幼いころに見た明晰夢はその人の未来を暗に示しているそうな…?

どうやら私は転落、もしくは転落死が確定しているのかもしれないな。

追記にはなるがある有名な神社に先日観光として参拝したところ神社に務めている方だろう人が私に近づいてきて「今すぐに除霊した方がいい!!」

といささか切迫した様子で言うので彼女がまだ私に憑いていてくれてるのだろうか。いるのならばその血に染まった奥にあった美しい顔を見せてほしいものだ。

肩が重いのには困りものだが…(笑)

作者の(´<_`蒼)です。


人は時として夢を見ます。それは大抵泡沫のように朧気で、起きるころにはぼんやりと覚えているか覚えていないか程度のものであるが、偶にはっきりと記憶に残っていることがありませんか?私は、なぜだか寝ている間に見たソレをなかなかどうして忘れられない体質のようで、当時から見た夢を朝起きて親に話すのが楽しみで日課になっていまして、親もそれを楽しみにしていたように思います。そこで、これを文章に、万人に向けることができないかと考えました。



ほんとにこんな夢を見たのか。どこぞのなろう系のように頭の中で考えただけなのではないか。当然の疑いですね。なぜならこれは夢の話。人の潜在意識が見せる幻。睡眠中、泡のように現れては消える不安定な存在。それを稚拙な言葉で語り、駄文で飾るだけのもの。私からは何を言われてもこんな夢を見たんだ!!と言い続けることしかできないのが悔しく思います(笑)。これは、そんな話を書いたものです。夢にタイトルをつけるのはこっぱずかしくいささかおかしいものではあると思うのですが、まぁ一つの小話とする以上便宜上でもタイトルはいるものだと思いつけさせていただくこととしました。ちょっぴり怖い夢も、変な夢も親に起こされて途中で終わってしまった夢もいろいろあります(苦笑)。それを少しでも楽しんでいただけたら幸いです。

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