人種の召喚獣
人の召喚獣について明らかに!
ケルベロス杯で優勝した優理とネルは闘技場を抜け早速アニサイトへ向かおうとしていた。
実況「只今から表彰式を行いますので優勝した神原 優理選手と準優勝のマグナス・グエン選手は表彰台の方へお越しください!」
アナウンスが校内に鳴り響いた。
優理「あっ表彰式の事すっかり忘れてた!」
ネル「わらわもすっかり忘れておったぞ!賞金をもらいに行かんとな!」
ネルの目が輝き、二人は会場へ走った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
表彰式が始まった。
魔法使いのハットで丸メガネをかけた白い長い髭が特徴の学園長が表彰を始めた。
学園長「優勝 神原 優理殿、貴方はこの激戦を勝ち抜き学園対抗戦選抜メンバーに選ばれました。これからもしょうじんするように。」
優理(えっ!!!!!そんなのきいてないんだけど!!!!)
ネルも唖然としてポカーンとしている。
ネル「…ゆうり!こんなのきいてないぞ!」
小声でネルが言う。
優理「…俺もこんなの聞いてないよ!」
学園長「神原くんこの後、その召喚獣と一緒に学園長室に来てくれるかね?」
真剣な眼差しで言った
優理「はい。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
学園長室
学園長「まぁ、優勝おめでとう。よくぞケルベロス杯を勝ち抜いたぞ。」
笑顔で学園長は言う。
優理「ありがとうございます。それで要件はなんですか?」
ネル(早くアニサイトに行きたいのじゃ……)
学園長「そうじゃったな!要件はそちらの召喚獣の事なんじゃよ。」
優理「ネルのこと?」
学園長「そうじゃ。人の召喚獣についてじゃ。実はな、今年の召喚で他の学園にも人の召喚獣が召喚されてるのじゃよ。」
学園長は告げた。
優理「他にも人の召喚獣がいるんですか!?」
優理は困惑した。
学園長「今年は、例年と違いかなり強い召喚獣が召喚されておる。特にその中でも異例に強いのが人の召喚獣じゃ。わしらはその召喚獣を英霊種と呼んでおる。」
優理「英霊種?」
学園長「何故英霊種と呼んでるかと言うとじゃな、過去や神話で名のある者達が召喚されてるからなのじゃ。特長は皆、生前の記憶を持っており、逸話の力を持っおるのじゃ。お主の召喚獣、実はアーサー王では無いのか?」
真剣な眼差しで学園長は言った。
ネル「わらわは、アーサー王では無いぞ?」
当たり前のようにネルは答える。
学園長「しかしお主はエクスカリバーを使っておっただろ?紛れも無くあれはアーサー王の物。違うのであればお主の力なんなのじゃ?」
学園長が困惑している。
ネル「わらわの力は想像した物を創り出す力じゃ!」
胸を張ってネルは言う。
ネル「しかしだな、わらわは、魔法が使えんのじゃ。1回戦おかげで恥をかいたわ!」
優理(それは、お前の確認不足だ!)
優理は心で思った。
学園長「それでは、昔の記憶とかはどうなのだ?」
ネル「わらわは、こっちに来てからの記憶とわらわの名前しか知らんぞ?」
学園長「なんじゃと!?そうなると英霊種でもないまた新たな人種という事か!ならば何故アーサー王の力をあそこまで再現出来たのじゃ?お主の力は、物を創り出す力であろう?」
学園長は疑問に思う。
ネル「それは違うぞ学園長殿。わらわの力は、想像した物を創り出す力、力を明確に想像する事で、その力も発揮できるのじゃよ。アーサー王の力は、アニメで見た物をそのまま現実化させたのじゃ。」
ネルは説明する。
学園長「なんと!?それはとんでもない力じゃないか!」
ネル「うむ!わらわは、最強じゃからな!」
胸を張ってネルは言う。
学園長「ほっほっほ、それは楽しみじゃ!学園対抗戦楽しみにしておるぞ。それではゆっくり休みたまえ。」
学園長は優理とネルに笑いかけた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
学園長室をあとにして二人はアニサイトに向かっていた。
優理「ネルの他にも人の召喚獣がいたんだな。」
ネル「そのようじゃな。でも良かったのう!わらわが付いておれば百戦錬磨じゃからな!」
ネルが胸を張って言う。
優理「そうだな!ネル様がいれば百戦錬磨だな!」
笑顔で応えた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
アニサイトで初回限定版魔法少女もちもち・もち子
の予約をして家についた。
ネルは上機嫌でパソコンの前に向かった!
ゲームかなにかしてるのかと思い覗いてみるとネルは高速でキーボードを叩き何かを打ち込んでいる。
優理「ネル何してるんだ?」
ネル「ツイッターとやらを初めて見たのじゃ!何やら色んな情報が飛び回ってて面白いのじゃよ!」
優理「そうなのか!楽しいならいいんじゃないかな。」
ネル「うむうむ!わらわの創造の力もこれを使えば無限大に広がるというものじゃ!」
優理(なんだかんだでネルは力を活かそうと頑張ってるんだな)
優理はネルに感心した
ネル(こう言ってれば優理はわらわがやることを許してくれるであろう)
ネルはニヤついている
優理「あんま遅くまで起きとくなよーちゃんと寝ろよな!もぉ先に寝るから。おやすみー」
ネル「うむうむ!わかっておるのじゃよ!おやすみなのだ!」
こうやって長い長い1日が終わった。
そしてこれから壮絶な二人の日々が始まるのであった。
ネルちゃんのTwitterは実在するので探してみてください!
小説とTwitter連動型になると思います!
武器のアイディアとかくれたら戦いの所で出てくるかもしれないです!(イラスト挿絵でも使われるかもしれないです。)
これからが優理とネルの戦いの始まりです!