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ケルベロス杯

壮絶な戦いが勃発します。

ネル様がかわいいです。( ;∀;)

 1回戦が終わり優理とネルは休憩室で休憩していた。

ネル「ゆうりー、あと何回戦えば優勝なのじゃー」

 転がりながらネルは言う。

優理「疲れるのはまだ早いぞ、今日は準決勝まであるからあと3試合はあるんだぞ。」

 呆れた顔でネルに言った。そしてやる気を出させるために優理はこう続けた。

優理「今日全部勝てば来月のお小遣い2倍な。あと今日の試合が終わった後好きなものを買ってあげよう!」

 必殺物で釣る。

ネル「なんじゃと!まことか!試合など一瞬で終わらせてくれるは!」

優理(ちょろ幼女)

 どうやらネルは本気でやる気になったようだ、目がかなり活気に満ちている。

ネル「優理よ、好きなものを買ってくれるとはまことか?」

 真剣な眼差しで見つめてくる。

優理「お、おう!好きな物を何でも一つだけ!一つだけ!な!?」

ネル「ほほう、、、来週発売の初回限定版魔法少女もちもち・もち子の数量限定特別DVDBOXでもよいのだな、、、?」

 真剣な眼差しで見つめてくる。

優理(しくじった!それいくらするんだよ、、、)

ネル「よいのだな、、、?」

 真剣な眼差しで見つめてくる。

優理「わかった!わかったよ!その代り今日全部勝って明日の決勝もちゃんと勝てよな!」

優理(おっ俺の貯金が、、、)

 優理は涙目である。

ネル「そうとなれば今日の試合早く終わらせるぞ!!!」


-----------------------------------------------


そんなこんなで2回戦、3回戦、準決勝を瞬殺で終わらせ1日が終わった。


ネル「言うたであろう一瞬で終わらせると!」

 ネルは胸を張って言った。

優理「ほんとに全試合一瞬で終わらせやがった。」

 驚きすぎてついつい真顔になってしまった。

ネル「ちゃんと勝ったのじゃから初回限定版魔法少女もちもち・もち子の数量限定特別DVDBOX買うのじゃよ!今すぐ予約しに行くのじゃ!」

 目を輝かせてネルは言う。

ネル「今から!今から行くのじゃよ!ゆーうーりー!はーやーくー!!」

 今から予約に行く事になった。


-----------------------------------------------


ネル「おお!!!ここが噂に聞くアニサイトか!早く中に行くのじゃよ!ゆうり!早く早く!」

 ネルは嬉しそうに騒いでいる。

優理(ネルのこんな顔が見れるなら来てよかった)

 気分上々である。

ネル「ゆうり!いくぞ!はーやーく!」

 ネルと優理は中に入った。


ネル「おおおおおおおお!!!!!!ゆうり!あれを見るのじゃ!もちの!もちのぬいぐるみがあるぞゆうり!」

 ネルは目を輝かせて興味津々である。

ネル「ゆうり!わらわはもちのぬいぐるみが欲しいのじゃ!あれを買うのじゃよゆうり!」

優理「あれでいいのか?買ってあげるのは一つだけだぞ。」

ネル「うっ、、、我慢、、、でも、、、」

 ネルはぬいぐるみを見つめている。

ネル「うっ、、、」

 涙目になった。

ネル「ゆうりー、どっちもーーー」

 ウルウルである。

優理「だーめ!どっちか!」

ネル「うっ、、、なら、ぬいぐるみにする、、、」

 渋々ネルはぬいぐるみにしたようだ。

優理「わかった。わかったよ。明日勝ったらDVDも買ってやるよ!」

ネル「ゆうり!本当か!わらわ明日絶対勝つのじゃ!約束じゃぞ!?」

 ネルは目を輝かせてぬいぐるみを抱きかかえる。

優理「約束だよ!だから絶対勝とうな!」

ネル「うむ!」

 ネルと優理は大きく頷いた。


-----------------------------------------------


決勝の日


ネル「いよいよじゃな、ゆうりよ。絶対勝つぞ。魔法少女もちもち・もち子のために!」

 ネルは、気目顔で言った。

優理「よし、行くぞ!今日の相手は、マグナス・グエン召喚獣はグラム圧倒的な強さで決勝まで上がってきた種族不明の強敵だ。心の準備は出来てるかネル?」

ネル「うむ!負けるはずがないのだ!わらわは最強なのだからな!」

 胸を張ってネルは言う。

優理「そしたらいくか!」

ネル「うむ!」

 ネルは頷く


-----------------------------------------------


実況「これから魔法学園キャメロット1年A組ケルベロス杯決勝戦、神原 優理選手&ネル 対 マグナス・グエン選手&グラム の試合を始めます!神原選手とネル選手は1回戦からこれまで一撃瞬殺でここまで上がってきた強者この試合も一撃で終わらせるのか!変わりましてマグナス選手の召喚獣グラムもここまで一撃勝利で上がってきた強者!しかしこれまで召喚獣はマントをつけ姿を見せていません!今回こそ、その姿を拝めるのか!注目の一戦です!!!」


 優理とネルは闘技場に入り持ち場についた。


審判「ルールは相手を戦闘不能もしくは死なせた方の勝ち。なお死んだ召喚獣はすぐさま蘇生されるのでご安心ください。ルールは以上。」


 等々決勝戦が始まる。ネルもやる気十分だ。


審判「バトル、始め!」


ネル「エクスカリバー!」

 ネルの体が光始め魔法陣からエクスカリバーと王冠が現れた。

ネルはエクスカリバーを取り一瞬で敵の懐にもぐりこんだ。そしてネルはエクスカリバーを振りぬく。


 しかし、その一撃は難なく止められた。


グラム「いい一撃だ。しかしその一撃では、俺は倒せない。」


 ネルは一旦後ろへ引いた。しかしネルの一撃でグラムのマントは吹き飛んでいた。


実況「あれは!魔人であります!かなりの上位種族だ!しかし1年生で魔人ほどの上位種族は異例のケースだ!!!」


観客「魔人だって!?魔獣系統種が覚醒してなる召喚獣が魔人。精霊と同等もしくはそれより強いといわれている。1年の入学したてで使役してるなんてなんという逸材だ!」

 観客がざわつきはじめた。


グラム「次はこちらから行くぞ。魔剣バルムンク。」

 グラムは剣を構えた。と思った瞬間グラムはネルの目の前にで剣を振りぬこうとしていた。

ネルはそれに気づき防御態勢に入る。


 しかしグラムの一撃は重く弾き飛ばされ壁に叩きつけられた。

ネル「がはっ、、、」

 ネルは倒れた。

優理「ネル大丈夫か!?ネル!」

 大声で必死にネルに呼びかける。


 ネルはその小さな体を持ち上げ立ち上がった。

ネル「大丈夫じゃ、わらわを誰だと思っておる、最強のネル様じゃぞ」

 かなりの威力だったみたいでネルは既にふらふらである。

ネル(かなりやばいのじゃ、このままでは負けてしまう。どうすれば勝てるのじゃ、どうすれば、、、)


優理「ネル!お前には俺がついてる!一緒に勝つぞ!勝って一緒にアニサイトに予約に行くぞ!」

 笑顔でネルに呼びかけた、


ネル「うむ、そうじゃな!勝ってアニサイトじゃ!!」


 優理とネルの体が光りだす。


ネル「力が湧いてくる、体が軽い、行ける!」

 ネルが剣を構える。

それを見てグランが懐へ飛び込んできた。

ネル(見える!次の動きが!行動が!)

優理(見える!相手の動きが!次の行動が!)


優理&ネル(未来が見える!)


グランの攻撃をかわしネルはグランを切り飛ばした。しかしすんでのとこでガードされてしまった。

グランは後ろへ後退し、剣を構えた。


優理「ネルの見てるもの考えまですべて見える」

ネル「ゆうりの考え声が聞こえる!」


優理&ネル「シンクロ覚醒!」

 ネルの姿が変わり始めた


観客「小さな王様、、、」

 まさにネルの姿は王様であった。


赤いマントを身にまとい、青いドレスをひらつかせ、光り輝く王冠をかぶり、エクスカリバーを構える小さなロリ幼女。


まさに小さな王様。


ネル「覚醒ネル!ネル≒アーサー!」

 ネルはエクスカリバーを構え攻撃態勢に入る。


 グランも攻撃態勢に入り瞬時に剣が交わる、ネルは瞬時に攻撃を読み剣をかわし切り返す。しかしグランも攻撃を読み交わしてくる。読みあいの戦いが始まった。


 しかしその戦いはすぐに終止符を迎えた。


シンクロ覚醒によって覚醒したのはネルだけではなかった。


シンクロ覚醒により優理はほんのすこし先の未来を見る力を手に入れていた。


シンクロ状態によりネルも優理の見る未来が見えていた。


グランに決定的な隙ができる未来を。


ネルはそれを見逃さなかった。


グランが大振りするのを見逃さずバルムンクを弾き飛ばした。

グランは次の一撃をかわすため大きく後ろへ後退した。


しかしネルは次の一撃を放たず、必殺の剣を構えた。


ネル「くらえ!王の一撃を!エクス・アーサー!!!」

 光の剣の衝撃がグランに襲い掛かる


グランはまだ着地していない。

グラン「くっ間に合わない、、、」


優理&ネル「いけー!!!!」


 ネルの一撃はグランを飲み込み消えた。


ネル「わらわの勝ちじゃ!」

 エクスカリバーを地面に突き刺し笑顔で呟いた。


審判「勝者!神原 優理選手&ネル!」


観客「おお!!!!!いい試合だったぞ!!!!」

 かなりの歓声だ


優理「ほんとに優勝したんだな俺達。」

 現実味がない感じで優理は言った。


ネル「当り前じゃ!わらわを誰と思っておる!最強のネル様じゃぞ!」

 元のTシャツに戻ったネルが言う。


優理「そうだな!ネル様は最強だもんな!」

 ネルの頭をなでながら優理は言う。


ネル「うむうむ!当然じゃ!」

 嬉しそうにネルは言った。


優理「よし!アニサイト行くか!」


ネル「うむ!」


 笑顔で頷きネルと優理は歩き始めた。

次はつかの間の日常です!

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