僕の召喚獣がロリ幼女の引きこもりだった件について。
ぼっちな主人公と引きこもりの召喚獣の
はちゃめちゃストーリーです!
笑いありバトルありのバトルコメディなのでよかったら最後まで読んで欲しいです!
この世界は、人と魔物が共存する世界
高校に入学すると一人一体召喚獣を召喚する事になる。
僕、神原 優理は、今日が高校の入学式である。
今日、僕は召喚獣を召喚する
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僕は万年ぼっちの可哀想なやつである。
それも今日で終わり、召喚獣を召喚してぼっちを卒業である。
優理「いよいよ召喚獣を召喚する時が来た!」
精霊かな?それとも幻獣かな?すごい楽しみである。
召喚の儀
先生「これより、召喚の儀を始める!召喚したいものから前へ」
召喚の儀が始まった。どんどん周りが召喚していく。
気付けば最後の一人になってしまっていた。
先生「最後の一人前へ」
魔法陣の前へ近づいた、すると魔法陣が光り始めた。
ついにこの時が来た!
優理「いでよ!僕の召喚獣!」
魔法陣が強く光始め、ついに目の前に召喚獣が現れた。
?「わらわを呼んだのはお主か?」
目の前に現れたのはどこからどう見ても
優理「ロリ幼女!?」
周り「人だぞ、人を召喚するなんて聞いたことがないぞ」
先生「これは、妖精の類でもない正真正銘人ですぞ!そんなことがあり得るのか!?」
周りが慌ただしくなる
?「わらわの名前はネル。お主がわらわの主か?」
金髪ロングのロリ幼女が偉そうに訪ねてきた。
優理「そうだけど、お前が僕の召喚獣なのか?」
ネル「そうだ!わらわがお主の召喚に応じた召喚獣である!誇らしく思うがよい!」
胸を張ってネルは言い張った。
そんなこんなで学校の1日が終わった。
家に着くなりネルがいろいろなものに興味を示しだした。
そもそも召喚獣は呼び出さない限り普段は別の世界で生活しているはずなのだがネルに関しては別の世界は無くこちらに現界したままらしい。
ネル「これはなんなのじゃ!中で人が動いておるぞ!」
ネルはテレビに興味津々である。
優理「これはテレビっていうんだ。ゲームでもするか?」
ネル「げーむ?なんなのじゃそれは?」
優理はネルにゲームをわたした。
それがすべての間違いであった
数日後
ネルは完全に引きこもり化してしまった。
僕の部屋を物色し、漫画を読みあさり、ネットを覚え、アニメを知り、どんどんヲタクと化していった。
ネル「おい!優理!BSRの新刊が今日発売なのじゃ!はやく買ってくるのじゃよ!」
寝転がって漫画を読みながらネルは言った
優理「お前なぁ誰が金払うと思ってるんだよ!」
ネル「もちろんお主じゃ。わらわは金の稼ぎ方など知らんからな」
(こうなったらおこずかい制にしよう。)
優理「ネル!今度からおこずかい制にするから自分でお金の管理はしろよ。欲しい物はネットで買えるからやり方教えるからそれで買えよな!ちなみにおこずかいは月に3000円な」
(してやったり)
ネル「お主!3000円など漫画を6冊程しか買えぬでわないか!ゲームソフトなど新品では一つも買えぬぞ!酷いぞ!オニ!」
半泣きでネルは見つめてきた
優理「わかった。お前が召喚獣としての仕事をしっかり果たした時は更におこずかいをやろう。それでいいか?」
ネル「やってやろうではないか!それで仕事とは何をすれば良いのじゃ?」
目を輝かせながらネルは言う
優理「来週召喚獣の力を測るための大会、ケルベロス杯がある。そこで成績を残したらおこずかいをやろう。なんとこの大会優勝すると賞金もでる。優勝したら優勝賞金全部やるよ!」
ネル「任せるがよい!わらわが負けるはずなかろう!そんな大会すぐに優勝してくれる!大船に乗ったつもりでいるが良い!」
胸を張ってネルは言った。
(クソちょろロリ)
この世界は召喚獣の強によって付ける仕事が変わるもしも召喚獣が強ければ大会などの成績だけで食べていける。
言い方を変えれば召喚獣が弱い人達は技術職や料理人、農家などなど自分の能力と召喚獣に適した仕事に就く。
ただし召喚獣が強くても自分の意思で仕事に就く者もいる。
このような人達はまずお金に困る事は無いであろう
ネル「ところで優理。優勝賞金というのはいくらなのじゃ。ふふふ…」
ネルが怪しい目をしている。
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数日後
ネル「いよいよ今日が大会じゃな!賞金が楽しみじゃぞ!」
優理「お前なぁ今日まで1回も家から出ずに遊んでただけなのに戦えるのかよ。どうやってお前が戦うとかも俺は知らねぇぞ?」
ネルは召喚して家に来て以来1回も家から出ていない。
召喚獣だから呼び出せばいつでも呼び出せるのだが学校の時はいつもお留守番である。
1年生の前期では基礎の勉強で召喚獣を呼び出す事はほとんど無いのである。
その為ネルは引きこもりとかしてしまった。
ネル「わらわは最強が故に負ける事など無いのじゃよ」
胸を張って言い張った
優理「そうかそうか」
苦笑いである
ちなみに今日のネル様の格好は、I LOVE ゲームとプリントされたダボダボのTシャツに短パンという完全に部屋着である。
これじゃただの大会を見に来た兄弟である。
ネル「そう言えばお主、友達は出来たのか?」
グサっ!
優理「出来てませんが何か……?」
優理はメンタルにダメージを受けた。
ネル「入学して2週間も経つというのにまだ友の一人もおらんのか!?可哀想な奴よのお」
グサグサっ!
(召喚獣のロリ幼女にこんなこと言われるとは……)
優理のメンタルはもぉミリである。
ネル「任せておれ。ここで優勝してお主に友を作りやすくしてやろう」
頷きながらネルは言った。
(こいつ案外いいやつだな)
優理は心でそう思ったのであった。
トーナメント表が出ている。
全32組決勝合わせて5試合
一回戦の相手は成美 沙苗、召喚獣は風の妖精シルフィード1回戦から優勝候補の一人と当たってしまうくじ運の無さである。
優理「ネル!相手召喚の時にも話題になってたくらいの凄い召喚獣だぞ!優勝候補と当たっちゃった見たいだけど大丈夫なのかよ!」
ネル「無論余裕じゃ。わらわが一番強いのだからな!」
優理「ところでお前はどうやって戦うんだ?魔法でも使うのか?」
ネル「気になっておるのか?それは試合の時のお楽しみじゃ。」
ネルはニヤッと笑みを浮かべた。
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実況「これから第1回戦神原 優理選手対成美 沙苗選手の戦いが始まります!神原選手の召喚獣は何とこの世界初の人召喚獣です!しかもロリ幼女であります!なんとも可愛らしいどうやって戦うのかが気になります!対する成美選手は風の精霊シルフィード!かなりの高位の召喚獣になります!確実に優勝候補の一角と言って過言は無いでしょ!この戦いは一帯どうなるのか!」
優理とネルは闘技場に入った。
闘技場は円形の大きなステージで観客席に被害が及ばないように結界が張ってある
所定の位置につくとルール説明が始まった
審判「ルールは相手を戦闘不能もしくは死なせた方の勝ち。なお死んだ召喚獣はすぐさま蘇生されるのでご安心ください。ルールは以上。」
いよいよ始まるみたいだ。
審判「いざ真剣に勝負初め!」
成美「シルフィード、トルネードよ」
開始早々大きな3つの竜巻がネルに向かって迫ってくる。
ネルは横にダッシュし、トルネードをかわした
ネル「わらわの力を見よ!お前なんぞ一瞬で葬ってくれるわ!」
ネルは手を前に構え言い放つ
優理「よっしゃなんかわかんねぇけどやっちまえ!」
ネルは小さく頷き
ネル「喰らえ!サンダーランス!」
…………
しかし何も起きなかった
どうやらただの厨二病になっていたらしい
辺りは静まり返った。
そして笑いが起き始めた。
観客「何だ何も起きないのかよ!ほんとにただのロリ幼女なら早く降参してしまえ!」
言いたい放題である
成美「あなた何も知らないのね。召喚獣はお互いのシンクロ率が高い程強くなるの。お互いの事何も知らないで戦えるはずないでしょ?この2週間何してきたの?これで終わりよ」
シルフィードは大技を放つために力を貯め始めた。
ネルは思った
(確かにずっと遊んでて何もしてこなかったその時になればどうにかなると思ってたしかし違ったのじゃ何も出来ぬこのままでは負けてしまうそんなの嫌じゃ)
ネルは半泣きである。
優理「ネル!こんなんで負けていいのか!お前は最強じゃなかったのか!最強何だったら俺に力を見せてみろ!馬鹿にした奴らを黙らせろ!その方法はわかってるだろ!」
ネルの目に力が戻った
優理・ネル「絶対に勝つ!」
ネルの体が突然光り出す。
するとネルの頭上に王冠が現れ、手元に魔法陣が現れる。
その魔法陣から1本の輝く剣が現れた。
ネル「いでよ!エクスカリバー!」
王冠を付け紛れもなく本物のエクスカリバーを握るネルはさっきまでのただのロリ幼女ではなく、誰が見てもわかる高位の存在のロリになっていた。
ネル「お主ら王を馬鹿にしおったな。万死に値するぞ」
ネルはエクスカリバーを構える。
成美「シルフィード!早く倒しなさい!」
シル「サイクロン・ランス!」
大きなトルネードの槍がネルに打ち出された
ネル「わらわに盾突くなどいい度胸だ!王の裁きを受けよ!」
ネルはエクスカリバーを振り下ろした。
優理「いけ!!!」
ネル「キングオブジャッジメント!!!」
エクスカリバーから打ち出された光の衝撃はサイクロン・ランスを切り消しシルフィードを跡形もなく消滅させ観客席の結果を破壊した所で止まった。
優理「なんて威力だよ…」
ネル「このくらいで許してやろう。わらわを笑うなど100年早いは!」
王冠とエクスカリバーは消え優理の所え戻ってきた
審判「勝者神原優理選手!」
実況「なんということでしょう!前代未聞!剣一振で大技と召喚獣、更には観客席を守る結界まで破壊する威力!これは規格外の強さだ!ダントツ優勝候補に名乗り出た!!!」
少し気分がスッキリした
優理「ありがとな」
ネルの頭を撫でながら言った。
ネルも機嫌を戻したのか少し笑顔で頷き闘技場をあとにした。
これからキャラも増えいろんな展開が待ってるのでよかったら次も楽しみに待ってて貰えたら嬉しいです!
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