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第5話 「初日」

更新が大変遅れてしまいました!

大変申し訳ございません!


えーと、、、おかしいな。

俺は母に魔法を教えてもらっていただけだ。

どこで間違えた?

いやいや俺は悪くないんだ。

下の回想を読んでくれればわかるさ。


回想スタート!


➖お手伝い初日➖

リビングに集合した俺は、やけにウキウキした母に魔法を教わる。


母さん、かなり張り切ってるな。


「最初に魔法の説明をするわねっ」


めっちゃ嬉しそう。


やっぱどっちも基本は親馬鹿なんだよなぁ。


「魔法は主に3つの行程で成り立っているの」


「まず、魔力を集める。」

「次に魔力を凝縮する。」

「最後に魔法をイメージする。」


「それだけ?」


「そうね、イメージのかわりに詠唱する人もいるけど覚えるの面倒くさいでしょ?」


確かに。

覚えないで済むならその方がいいな。



ん?


じゃあなんで詠唱するやつなんているんだ?

詠唱なしの方が速い気がするけど、、、

人によっては詠唱の方が速いのか?


「じゃあ早速、火魔法からやってみましょうか」

「なんで火なの?」

「一番使い勝手がいいからよ」

「ふーん」


一番危ない気がするけどな。


「じゃあ今度こそやってみましょう」


ちょっと緊張するな。

まずは『魔力を集める』だよな。


集まれ〜集まれ〜集まれ〜集まれ〜集まれ〜


集まってるかな?

あんまり実感ないんだけど、、、


まあいいや。きっと集まってるだろ。

うん、集まってる気がしてきた。


で、次は『凝縮』だったな。


集まった(はずの)魔力を手の平に、、、


凝縮〜凝縮〜凝縮〜凝縮〜凝縮〜凝縮〜凝縮〜


お⁉︎


今度はなんかできた感があったぞ。


さっきより魔力の存在感みたいなのを感じる。


魔力が凝縮されると魔力を感じ易くなるんだな。



これで?

火のイメージか?


『火』


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


で、現在に至るわけだ。

俺、悪くないだろ?


俺は母さんの言うとうりにやったんだ。

俺は火をイメージしたし、

火のイメージはそんなに大きい火じゃないと思うんだ。料理で使うレベルの火だぜ?


せいぜいカルシ○ァー程度のはずだ。


俺の記憶にあるカルシ○ァーは『秘められた力』とか『封印されし力』とかそういう厨二的な設定は無かったはずだ。


俺の記憶にあるカルシ○ァーは部屋を全焼させるくらいの力はなかったはずなんだ。


仮にカルシ○ァーにそんな力があったとしても、俺はカルシ○ァーくらいの火を思い浮かべただけであって、カルシ○ァーを(どことは言わないが)どこかから呼び出したわけではない。



「ちょっと魔力を集めすぎたのかしら?」


ちょっと待って母さん。


もう一度言うが、俺は料理で使うレベルの火魔法を使ったはずだ。

決して少し魔力を集め過ぎたからって部屋を全焼させるような魔法ではないはずだ。


そもそもあんた、なんで無事なんだよ。


「フィクス!大丈夫か⁉︎」


父ちゃんがめっちゃ急いで部屋から出てきた。

「なっ⁉︎」



「、、、はぁー」

驚いた直後に何かを悟ったようにため息をつく父。


「何をしたんだ?」

半ば呆れながら質問された。


「母さんが火魔法を教えてくれたので、教わったとうりにやったらこうなりました」

「フィクスに火魔法を教えて実際にやってみて、と言ったらこうなりました」


「、、、」


「まずファル、お前適当に教えただろ」

「どうせ詳しい魔力量や、凝縮率を教えなかったんだろう」

「ギクッ」

「いやだって、よくわかんないし、、、」

「フィクスなら感覚でわかるかなぁと思って」


魔力量?凝縮率?

聞いたこともないものを感覚で理解しろと?


「ファル、今日のは長くなりそうだな」


「、、、ッ!」

「ガクガクガクガク」


母の顔が青ざめ、震え始めていた。


「で、どんな火魔法を教わったんだ?」


母から俺に目を移し、質問する父。


「どんなっていわれても、、、」


「まさか⁉︎魔法の級も教わっていないのか?」

「あっ⁉︎、、、」

「そういえば、、、」


級?


「、、、ファル、今日のは覚悟しといた方が良いぞ?」

「あっ、いや⁉︎級のことはたまたま忘れてただけで、、、」


「言い訳か?」

「後でじーーーーーーっくり聞いてやるよ」


「ガクガクガクガクガクガクガクガクガクガク」


母の震えが止まらない。

もうすっかり青ざめている。


「次はフィクスだな」


「フィクスは魔法を使いたいんだな?」


「うん」


「剣士に憧れてるのにか?」


「うっ、うん!」


「そうか、うーん、、、」


父はブツブツ言いながら考え始めた。



「とりあえず、基礎だけは教えよう」

「剣士ならあまり魔法は使わないが、知識だけならあっても困らないだろう」



教えてくれるそうです。


やっぱり俺の願いはだいたい叶うらしい。


子供に甘すぎないか?

俺としては好都合だからいいけどな。


それにしても母さんの次は父ちゃんか、、、

美人の魔法家庭教師とか来ないかな!


フリト君は書き始めの頃の設定では脳筋でした。

ちなみにフリトがデレるのはフィクスと2人きりの時のみです。


更新遅れてしまい大変すみませんでした!

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