閑話・帰国中
『私のことがあと少しで女勇者にばれるところでしたね
危ない危ない
さて、ようやく正式に<勇者>となった彼女は
魔族の国から人間の国へと帰国します
その間に少し他の皆さんの様子でも見に行きましょう
魔族との講和によって、正式に認められるだろう彼女に対し、
他の皆さんはどう思っているのか?
例によって私には距離も時間も関係ありませんからね
では行ってみましょう』
1、男僧侶
「うぅぅ、女勇者を殺せって言うけど、一体どうすればいいんだい。
直接手を出すのは地位からして無理だし、間接的に手を出そうにも、勝てる相手もいない。
毒も試したけど無理だった・・・せっかく森の民からの横流し品を使ったのに効果がない
毒々しい赤色で、近くで息をするだけでむせかえりそうな匂い(※ハバネロです)
これほどの毒でも効かないなんて・・・(※ハバネロです)
少し口を腫らせるだけしか効果がないということは、他の毒も効かないということ(※そっちはパプリカです)
あぁ、男魔法戦士も無茶なことばかり言うなー
昔は僕の事を引っ張ってくれたけど、今じゃ上から見下ろすだけ・・・
昔はよかったなー
確かにちょっとわがままなところもあったけど、確かに僕たちは親友だったのに。
けど、王様になってから、ううん、勇者が来てからだ。
あいつがおかしくなったのは。
僕にやりたくないことをやらせるようになり、国の汚い仕事が廻されるのも両手で数えきれないや。
けど、女勇者を殺すことはできない・・・
だったら、あいつを元に戻すには、どうしたらいいんだろう。
いったん僕たちの関係を元通りにするには・・・殺すしかないのか
そう、そうだよ。
あいつを殺したらきっと僕はこんなことに悩む必要はないんだ!
よし、そうと決まれば早速明日のあいつの食事にこれを入れてやろう!」(※ハバネロです)
2、現国王
「忌々しい女勇者め。
親子揃って私の邪魔をするのか。
俺はこの国の王なのだ。
それだというのに、国民から支持されるのは王妃と女勇者だけ!
魔族との講和だと?
あいつらは俺たち人間とは違う劣等種!
いや、ただの畜生なんだ!
そんな物と話し合いなど手ぬるいに決まっている。
男僧侶も使えない。
あいつともそろそろ手を切るか。
ふん、こんなことなら、俺が直々に直接手を出せば早かったのだ!!
何といっても、俺は最も残虐な魔王を倒した最強の男なのだから!
勇者等恐るるにたりん!
ふふふ、ふはは、ぅはーはっはっはっはっ!!!
しかし、この今日の飯はなんなのだ・・・
ものすごく毒々しい赤色で、においを嗅ぐだけで、死ぬかと思えるぞ。
毒見役は普通に食うていたし、毒ではない?
えぇい、このようなものに脅えるのは男ではない!!
ままよ!!」
『へんじがない、きぜつしているようだ』
3、元国王・老魔法使い
「そうか、魔族との講和は無事に成ったのか。
ワタシの娘はちゃんと女勇者を補佐できたのだな。
どうだ?これで直接会ってみる気になったかの?老魔法使いよ。」
「ふん、まぁまぁの成果じゃの。
その踏ん張りに免じて、一度ならあってやろうではないか。」
「素直じゃないのー。
昔はあんなに素直であったろうに。」
「素直は美徳だが、それを貫き通すにはワシは汚されすぎとるよ。」
「・・・そうか。
では、あの者たちが帰国してきた時に、お前との面会をさせてみよう。
もちろん、何をどこまで明かすのかはお前に一任しよう。
もうあの者らの後をつけることはない。」
「了解じゃ。
まったく、若い女の後をつけさせて報告させるなんて、一歩間違えればストーカーだぞ。」
「えぇだろうが。
お前の報告のおかげで、一筋でも光明が現れてきたのだから。
これで、勇者も、お前も救われるだろうて。」
「ワシは救われてはいかん。
ワシはしてはいけない事をしすぎた。
それが故意であろうとなかろうとな。
ワシは生き続ける事が罪であり、同時に罰なのだ。」
「・・・そうか、何度言ってもきかん坊だの。
まぁよい。
今日は祝いじゃ。
酒を楽しむ位は罰されはしまい?
良い酒を出してやろう。」
「ふん、つまみに唐揚げを忘れるなよ?」
4、森の民・男
「うー、がぁ
それjは俺のおんnあ オレノモノだ
勇 者殺 す
ころあうえうんすうすうころろころころすううううす
勇者勇者勇者勇者勇者勇者勇者勇者勇者勇者
あ?
えへっへへっへhっへっへっへへh
あー、飽きた
出よう、そんで、あいつを殺す
あいつ?誰だ?
そうだ勇者だ
勇者?勇者って誰だ?
あの女だ、あの女がおれのものを取ろうとしてる。
俺のものだ俺の俺の俺の俺のおれorno
いひひひっひっひひひっひひひひひひ
そう、こんなところから出て、あの女勇者を殺すんだ。
こんな魔法封印牢なんて俺様の障害にもなりはしない
まっていろ。ゆうしゃ。いひ、いひひ。」
はい、閑話しゅーりょー
次回からまた女勇者の視点に帰ります
こんどは、帰国して少し経ったとき、
突然王妃様に呼び出されて元国王様に会わせられます




