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10、森の民・男

『・・・・北と聞いておきながら、南へ向かう

 さすが自称勇者さん。そこにしびれませんし、憧れません

 プークスクス。とでもわらっておきましょう。

 ・・・私のことはいいんです。いいったらいいんです。

 コホン。

 


 迷子の彼女はどこへ行く

 北へ南へ三千里、彼女が歩み、真理が見える

 勇者の歩みを辿る道、一体どこまで歩むのか


 魔族と人間どちらでも、ないとされる森の民、彼らは一体何を語るのか?

 勇者の道も半ば過ぎ、自称勇者の道はあと、一体如何(いか)程、残るのか。

 by天の声ちゃんより♪


 さて、なんとか森の民の集落に辿りつけた自称勇者は何を知るのか。

 それはあなただけが知る物語です。』


 着いた。


 人がいる・・・




 耳が長い・・・森の民の集落、うん



 やった、着けた。グッ





 まずは宿、泊まるところを探すのだ。



 やーどーやーどー♪サモ○ナイトのヤードじゃないよー♪泊まるとこー

 やーどーやーどー♪どーやーどーやーどーや顔~♪ニッ



 ねぇ、この辺に宿は無い?



「ビクッ。あ、あぁ、この道をまっすぐ行って、突き当りのでかい家の横にあるよ。」



 ありがとう。



 やーどーやーどー♪ど~や顔!ニッ



「変な子」



===================================




 2泊お願い


「いらっしゃい。・・・その変な顔はやめてくれないかい。


 客が寄り付かなくなっちまう。」



 ごめんおばちゃ・・・お姉さん




「なんだい、おばちゃんでも良いよ、別に。」




 おばちゃんの評価を腹黒の怖い中年にしようかと




「性質が悪すぎるよ。


 そんな事言ってないで、とっとと出すもん出しな。」



 やくざ?



「のってあげたんじゃないかい!!



 まったく、2泊なら8000だよ


 飯はうちの一階の食堂で食べるなら無料になるからね。



 味もそこそこだから節約したいなら食べていきな。」



 じゃあ、美味しくて、いろんな話を聞けるのはどこ?




「向かいの酒場にでも行ったらどうだい?



 珍しい料理と人が集まるって言ったら、あそこだよ。


 何か調べたい事が有るなら今からでも行ったらいいんじゃないかい?


 ちょうど夜だしね。」



 

 じゃあ、行く。



 荷物は・・・



「あぁ、私が運んどくよ。


 いってらっしゃい。」




 ありがとうおねえさ・・・おばちゃん。

 さ~か~ば~さ~か~ば~・・・・思いつかない。

 はかば?




「変な子」



==================================




「らっしゃい!注文は!?」




 珍しい料理を出すと聞いた。

 それと、その料理に合う飲み物。




「へい!カリー一丁、水一丁!!」



 あと、20年ほど前に活躍した勇者の事を聞きたい。

 一時期この集落に滞在してたはず。誰に聞けばいい?




「ゆうしゃ?ゆうしゃゆうしゃ勇しゃ・・・あぁ、勇者な!勇者!



 それだったらあそこの席で1人で酒飲んでる男に聞きゃいいさ。


 何だったかは忘れたが、勇者とひと騒動起こしたやつのはずだぜ!!」



 そう、なら彼へも何か一杯よろしく。



「あいよ。カリーもできたら、そっちに持ってくよ。」





 ここ、いい?



「なんだい嬢ちゃん、俺に何か用かい?」




 20年ほど前に勇者がこの集落に来た。

 その時のことを教えてほしい。



    料理、早いね。カリーは私、お酒は彼に。




「おっ、ありがとよ


 ・・・勇者、か。



 勇者・・・勇者ね。

 ハッ、笑わせるなよ。あいつは勇者なんてものじゃない。ただの好色魔さ。



 いくら悪い魔王を倒したって言ったって、俺はそんなの認めないぜ。」




 ・・・カリー美味しい・・・けどからい、水、うまい

 

 なにがあったの。




「話は簡単で気持ちの悪いものさ、俺が居ない間に傷の治療を盾に家に上がりこんだあの男は、俺の妻に手を出しやがったんだ。」




 ・・・うそ



「嘘じゃねえさ。


 信じられねえなら他の誰かに聞いてみな。


 あいつと俺の妻のことは皆が知ってるはずさ。




 あいつは確かに治療を目的にこの集落へやってきたさ


 俺たち森の民は、魔法が、特に生き物を癒す魔法を得意とするからな。


 人間の国から、勇者の悪政を施く魔王を打倒する旅への助力を、俺たちは当時頼まれてたんだ。




 そして、民の中でも随一の癒し手である妻が、勇者の面倒を見てたんだ。


 俺はその時別の集落へ出かけてたから、勇者と妻は二人きりだったんだよ。





 そして、俺が居ない間に、あいつは嫌がる妻を無理やりレイプしたんだ。



 俺が帰ってきた時、丁度その現場でな、殺してやろうと思ったぜ。



 だけどやっぱり、あいつは腐っても勇者だったのさ。

 一矢報いることもできず、俺は襤褸雑巾(ぼろぞうきん)の様に捨てられたよ。



 それからっていうもの、妻は男が怖くなっちまって、俺とすらまともに話す事ができなくなっちまった。



 なんとか、この店で料理人として働けているが、それも、ただの一時しのぎさ。



 あいつのせいで俺たち夫婦はめちゃくちゃだ。」



 ・・・勇者にあなたが向かっていった時、誰も味方しなかったの?




「無理さ。


 魔王の悪政は俺たち森の民にも悪影響を及ぼしていて、魔王を倒せる勇者って称号を持つ相手には逆らえなかったのさ。




 もし今まで、勇者のことを聞いて回っているとしたら、それは勇者って称号のせいで、間違った事を聞かされてるかもしれねぇぜ。」




 ・・・



「知ってるぜぇ。


 勇者は魔王を殺し続け、魔族の国に混乱をもたらし、人間の国に帰れば英雄扱い!



 その地位を笠に来て、女をはべらし続けたあげく、飽きたら捨てる最低男。



 あいつに捨てられた女はみんな極上女、それでも皆不幸になる。



 不幸の末に死んだ女も少なくな・・ヒィッ!!!




 な、なな、なに、お、怒ってんだよ!!


 ただの噂じゃねえか!!そ、そんなにま、まままりょくをぼ、暴走させたら人に、め、迷惑だろうが!!」



 訂正して



 勇者が自分から愛した人たちは良い人だった。

 確かに、他の人から見たら不幸かもしれない。



 けど、確かに幸せはそこにあった。


 今も苦しみを味わってる人もいるかもしれない。

 勇者を怨んでいる人もいるかもしれない。


 だけどそれでも勇者を愛している人も確かにいるんだ。



 私の前で勇者とお・・・勇者の愛した人たちを馬鹿にするのはやめて。

 


「わ、悪かった!!俺が悪かったから、その馬鹿魔力をどうにかしてくれ!!!」




 ・・・わかればいい。




 店主、騒がせた。


 ここに30万有る、皆の分の料金と謝罪代として取って。




 カリー、美味しかった。




===================================




 なんだろう。


 勇者は良い人?悪い人?



 わかんないや。


 お母さんに会いたいなー



 さみしいなー




 さーみしーさーみしーさー・・・





 ダメ、気分じゃない。




「あ、あの!」




 ・・・なに?



「さっきあの人と話してた人ですよね。」



 あの人というのが、昔勇者と悶着を起こした森の民・男だとしたらそう。


 あの人の奥さん?




「あの人、まだそんな事言ってるんだ。ボソッ」


 ??



「あぁ、いえ、もうあの人とは終わってるんです。



 ただ、その事が認められず、私の事になると暴走してしまうんです。




 あの人が何か失礼な事を、言ってしまったのでしょう?」



 構わない。


 熱くなってしまったのは私もだから、お互い様



「ほんとすみません。


 早くなんとかしたいんですけど・・・





 とにかく、あんな人ばっかりじゃないんで、また、お越しくださいね。」



 まって、勇者のことを・・・



「??」



 やっぱりなんでもない。


 また来る。


 その時はまたカリーを食べるから、その時は色々話したい。

 いい?



「はい、いいですよ。



 私は森の民・女といいます。


 今度あの店に来た時には私の名前を出してくだされば、カリーにとっても合う、付け合わせをお付けします。」




 楽しみにしてる。


 じゃあ、また。




 カリーカリー♪とってもかれーよ♪おいしーぞー

 カリーカリー♪私はかれんー、美少女勇者ーいえーい




「クスクス。楽しい人。」





===================================



 少しゆっくりしたら勇者になろう。


 自称なんかもういらない。




 これ以上の情報はきっと勇者にならないと集まらない。



 信頼と信用を私は手に入れないといけない。


 頑張るよお母さん。



 お父さんに誇れるくらい。





 魔王と友達、森の民とも友達



 きっとなんとかなる。



 なんともならなかったら、なんとかする。




 おやすみ。お母さん。

カレーには水でしょう!

どうも、昨日は天の声に占拠されたあとがきです


今回のお話は女商人に続いて、勇者をディスる回です

魔族にも人間にも同情的な意見が多数を占める中、

批判的な意見も無いとなー、と



しかし、僕はハッピーエンドが大好きです!

結局この回も後から見たらハッピーエンドの伏線になる!!

といいなーと思ってます


明日は誰にしようか決めてません!

流れは決まってても、その肉付けが難しい


閑話回にでもしようかな

自称勇者が現れた時の各人の反応みたいな?

まぁ、明日のことは明日決めます

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