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珍道中!北陸車旅

作者: 鈴川愛夏
掲載日:2025/09/21

東京から富山へ!道のりは遠く…



AM8:36、愛車に乗り込み東京を出発。下道をひた走り、神奈川、山梨を抜ける。大月インターから高速に乗り、釈迦堂SAでコーヒーブレイク。空はどんより、雨が降りそうな気配。事故に巻き込まれないよう、細心の注意を払う。

途中、ポツポツと雨が降り始めた。集中力が高まる中、見覚えのある道に気づく。「あぁ、これ、スキーに行くときに通ってた道だ!」懐かしい記憶と共に、当時のコーチ・ヒロポンコーチの顔が浮かぶ。元気にしてるかなぁ。

右手に諏訪湖が見えてきたところで、まさかの渋滞。暇つぶしに窓を全開にしたら、冷蔵庫にいるのかと思うほど冷たい風が吹き込んできて、慌てて窓を閉めた。長野県、恐るべし。ヒートテック、持ってくればよかった…。




信州そば、侮るなかれ!



松本インターで下道に降りて、長野県にこんにちは!お昼ご飯は「そば処せきや」で信州蕎麦をいただくことに。

注文したのは、信州山形村産長芋のとろろの石挽き十割そば。信州に来たな、と実感させてくれる蕎麦茶がたまらなくおいしい。正直、十割そばはあまり期待していなかったが、一口食べて驚愕。え、めちゃくちゃ美味しいんですけど!これまで食べ歩いた十割そばの中で、ダントツでナンバーワンのおいしさだった。この感動を分かち合いたい人がいるから、すぐさま地方発送の手続きをした。




スッパイマンとプリウスとバス




再び下道を走り始める。運転中、暇すぎて「スッパイマンをいかに噛まずに最後まで舐められるか」という一人ゲームを開催。白熱した脳内ゲームの末、気がつくと岐阜県に突入。「奥飛騨」の看板が見える。久しぶりの岐阜上陸だ。

しかし、それよりも気になるのは、ずっと前を走っている杉並ナンバーのプリウス。遅い、とにかく遅い! 抜きたくても抜けない道に、イライラが募る。「おい、プリウス、早くどこかへ消えてくれ…」と心の中で念じる。

上岡のコメリでトイレ休憩。時計を見ると、すでに16時を回っている。宿の予約をしようとブッキングドットコムを開くが、どこも高い。諦めてアパ直でアパホテルを予約しようとしたら、操作している間に7部屋すべて満室に。え、アパホテルってそんなに人気なの!?

パニックになりながらブッキングドットコムに戻ると、7部屋空いている。いやいや、待てよ、アパ直の方が安い。再びアパ直に戻ると、なぜか7部屋空室に。「ふふ、運命のイタズラか…」と怪しい笑みを浮かべ、無事アパホテル高岡駅前の予約を完了。雨の中のテント泊は回避できた!




富山上陸!そして雷




コメリを後にして、プリウスとはおさらば。今度はバスの後ろを走る羽目に。人生って難しい…。トンネルを抜けると、富山県の看板が!と言いたいところだが、トンネル入る前に看板はあるのだった。ついに目的地だ。


富山駅前に着いて、ビルの高さに驚く。「徳島よりビル高い…都会だ…」コロナの緊急事態宣言時に1泊1400円で泊まった宿を見て、懐かしさに浸る。あの頃は空いてたし安かったなぁ。

富山城址公園付近で渋滞に巻き込まれる。爆音で謎のミュージックが聞こえてくる。まさか、お祭り!?慌てて左折すると、路面電車が目の前を通り過ぎる。この光景を見て、ようやく富山に来たんだと実感。

そして、空に光る稲妻に目を奪われる。迫力と美しさに「卒業制作、これにしようかな」なんて突拍子もないことを考える。ふと、アメリカ沈没時代、ロシア人の友人に「女心と秋の空」ということわざを教えたら、「なんて美しい言葉なんだ!」と感動していたことを思い出す。そうだよな、稲妻って究極の自然インスタレーションだ。



アパホテルと富山グルメ




アパホテルが見えてきた。頭の中に「アパ=福島弁でうんこ」という、どうでもいい知識がよぎる。第一駐車場は満車。第二駐車場に向かうと、明らかにアパホテルに泊まりそうにない車がたくさん停まっている。「おいおい、どういうことだ…?」と心の中でツッコミを入れる。

PM18:40、無事チェックイン完了!「今夜の宿はどうにかなったぜ!ぐへへ」 近くのお寿司屋さんをリサーチし、さっそく外出。

向かったのは「粋鮨」。黒板のメニューに「あんかん」「デブがつお」「がんど」など、聞き慣れない言葉が並んでいる。「なんだこれ?」と思いつつ、「げんげ」は水魚のことだとひらめく。

氷見おまかせ盛り10貫と、ととぼち揚げ、げんげの唐揚げ、あおさ汁を注文。げんげの唐揚げは舌平目の味がする。でも、自分で作ったら50円でできそうだな…なんて思ってしまう。おまかせ盛りのウニはミョウバン臭くて残念だったが、他は美味しかった。しかし、会計3500円は高い!能登のスーパーで材料を買って、メスティンで炊飯すれば、850円でこの味、いやそれ以上の新鮮さが手に入るのに…。


PM20:00、宿に戻り、明日の計画を立てる。月曜休館の美術館を避け、グーグルとジェミニを駆使してスケジュールを組んでいく。


PM21:00、シャワーを浴びてパンツを手洗い。朝には乾いていることを信じ、裸で寝る準備をする。明日の朝食は、東京にない「ジョイフル」のモーニングに決定。これで計画は完璧だ!

旅はまだ始まったばかり。明日はどんな珍道中が待っているのだろうか。

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