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一日一詩  作者: 時ノ宮怜
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僅価

 ゴールの見えない道を走る

 それは長く、遠く、

 しかし、同時に短く、一瞬にも感じる

 それは、誰にも分からない道のり

 私が自分で歩んだ、駆けてきた道のり

 私だけが知っている、生きた証


 いつまで走ればいいんだろう

 目の前は真っ暗で、この道がどこまで続いているかもわからない

 となりを走る君に聞く、

「この道はどこに向かっているの」

 君は答える

「どこでもない、ただゴールに」


 そこがどういう場所なのか私はしらない。

 でも、君が走っていた。そこを目指して

 だから、似ているようで違う道を走る私も、

 そこを目指して走ろう。


 ゴールを目指して、

 そこにある何かを求めて走り続ける。

 よく見れば、隣の君以外にも沢山の人が、

 私と同じように、少しだけ違うそれぞれの道を走っていた。

 皆がそれぞれ必死に、


 たまに走るのに疲れて止まってしまっている人を見た、

 だから私は走る。

 まだ、行けるよって伝えたくて

 決して交わらない道だけど、似た道を走っていると伝えたくて


 たまに走るのに疲れて、走ることを諦めてしまった人がいる

 それを私は笑わない、悲しまない。

 それを仕方ないとも思わない。

 そう決断した勇気だけを、感じて私は走る。


 きっと私と止まった人と諦めた人の差は凄く小さいから、

 そしてとても大きな価値があったんだって信じて

 私は走る

 ゴールを目指して

そこに何があるのかを私は知りたい

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