表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
一日一詩  作者: 時ノ宮怜
84/87

不雲

 君に言われるがままに空をみて

 青く光る夏の日に

 君が指さす明日をみて

 君と一緒に明日を見る


 雲が流れて、君が笑う

 変な形の雲だって、指を指して、

 星座を結ぶみたいに、雲の形を新しい形を紐づける


 雲みたいな、山もりの氷をほおばる。

 白い雲、綺麗なそのままでもいいけれど、

 カラフルにした方が楽しいよね

 君がべっと出す舌に色がつく

 私もべっと出す

 二人して笑う


 君に言われるがままに空をみて

 色づく世界が赤くなり

 火照った体に少しだけ涼しい風が吹く

 君が指さす先に、まだまだ明るい空に

 輝く一等星が、夜の訪れを示していた


 まだ、私たちはこの時間に取り残されている

 未来を夢に見て、過去に縋って、

 今がいつまでもって


 もうお別れの時間、

 私たちの時間は終わり、

 空を漂う雲は、今も空に浮かんでいるのに

 私たちは雲じゃないから

 私たちは明日またここに来るために

 雲みたいに流されない様に、

 時間に委ねて、今日を過ごす


 明日はどんな雲がいるのかな

雲が分厚く、空にあると少しだけ不安な気持ちになる

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ