表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
一日一詩  作者: 時ノ宮怜
83/87

昔罪

 あの時の事を

 今でもたまに思い出す

 別に本心じゃなかったけど

 君にはそんなこと関係なかったよね


 子供だったことを言い訳にはしたくない

 だけど、君に言ったことを

 僕はいつも後悔していたよ

 そんな気持ちも関係ないか


 もし、時間が巻き戻るのなら

 今の僕が、あの頃の君に会えるのなら

 ちゃんと君のそばに立っていたのに

 子供らしい、羞恥心を捨てて

 勇気を出すことを知った今の僕は

 君に謝る事もしなかった僕を許せてないから


 あの時の事を

 今でもすっと思い出す

 本心で話したことを

 君に知ってほしかった本当も


 子供だったことを理由に勇気を出した

 だから、ちゃんと知ってほしかった

 僕はいつも本気で生きていた

 その時は本気だと思っていた


 もし、時間が巻き戻るのなら

 今の僕が、あの頃の僕に会えるのなら

 後悔だけはして欲しくないと思うよ

 子供らしい、そんな引きずった後悔を

 それでもそんな後悔をした今の僕は

 君に謝りたいと思っていたのかもしれないね


 何でもない日に

 何でもない事をして

 ふと思い出す


 いつまでも頭に残るようなものでなく

 本当に、ちくりと刺す

 思い出した時に、気になって仕方ない

 小さい後悔


 今の君は何をしているだろう

 あの時言った、僕の言葉を今も覚えているのかな

 どうか、忘れていて欲しい。

 僕は君に謝ることは出来ないから、

 ずっと後悔するから、

 だから、君は忘れて、生きて

久しく古い友人と遊んで

全然関係ない昔を思い出すこと、

ありますよね

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ