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一日一詩  作者: 時ノ宮怜
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満雨

 雨がしたたり落ちる

 空から落ち、

 葉に遮られ、

 地にはつかず

 木々に潤いを与えていく


 ともすれば、その曇天により彩を奪うだろう

 叩きつけるような雨は視界を覆い白く染めるだろう

 風吹けば、雨はうねり

 龍のような影を地に落とすだろう


 それでも木々は立つ

 青い葉を実らせながら

 風に煽られようとも、揺るがず

 そこに聳える


 そうして、青い葉に弾かれ

 落ち切らなかった雨は

 光を反射していく

 光り輝く葉となる


 それは満開の雨

 梅雨に咲く、梅ではなく雨の花

 春を超え、青くなった桜に

 しかし、二度目の彩を


 満開、見ごろの雨桜


 大きな風と共に運ばれた

 雨粒一つが舞い踊る花びらの様で

 私の心にいまだにに焼き付く


 酒を掲げて、愛でようか

 雨の日の気持ちも

 花と愛でれば憂いなし


 梅も雨も満開、見ごろの雨見酒

 散れば来たるは猛る夏

 季節の節目に乾杯

雨も多い季節

梅の季節も過ぎつつ、

夏へともうノンストップです

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