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一日一詩  作者: 時ノ宮怜
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匕夕

 昔聴いていた、お伽話の

 終わりが納得いかない


 どうしたってもっといい終わりがあった

 素人でも分かるハッピーエンド

 引き算を知らない僕が、付け足した物語


 悲劇なんていらない

 喜劇的であるべきだ

 誰かの悲しんでいる姿なんて

 悲しいだけじゃないか


 笑顔を見て笑顔になる

 それが一番いいのだから笑顔でいるべきだ

 僕が笑わせる

 僕が笑う

 そして君が笑えばそれでいい


 一年に一度なんて言わない

 毎日だって笑わせてやる

 星の川に阻まれようと、

 変わらぬ輝きで笑わせてやる


 悲劇で終わる物語りなんて

 僕からしたら未完成だ

 悲劇を経験したらその最後は報われるべきだ

 笑顔であるべきなんだ


 だから笑顔でいる

 意地でも笑顔のままいてやる

 これが悲しい話だったなんて言わせない

 これは楽しい話だったんだって思わせるために

 僕が笑って

 みんなも笑う

 それでいいじゃないか


 一年に一度でも関係ない

 364日を笑顔で過ごして、

 残りの1日を飛び切り笑顔で過ごせばいい


 僕が変えてやる

 このまだ足りていない物語を

 このまだ終わっていない七日の夜を語る話を

 まだまだ六日目だ

 だから、僕が笑わせてやる

七夕ですね、

皆さんは何か願いを託しましたか

私はしてません。

でも、強いて何かを願うなら...

健康な体でしょうか

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