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一日一詩  作者: 時ノ宮怜
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血葬

 落ちる雫を見ていました

 少しだけ寒い夏の日でした

 白く映える貴方の姿に見惚れていました

 涼しげで、汗ひとつかかず、微笑んでいました


 落ちる雫を見ていました

 少しだけ辛い暑い日でした

 綺麗な貴方はどこか遠くを見ていました

 過去ですか、未来でしょうか、遠くを見ていました


 鏡に映る貴方は本物でしょうか

 貴方の瞳に映る私は本物でしょうか

 どれが虚像で、どれが心臓でしょうか


 夢の中の貴方は本物でしょうか

 そこにいる貴方は本物でしょうか


 雫は落ちて、貴方を飾る

 白い貴方を染めていく

 染められた貴方も綺麗で

 染めた私は少し嬉しい


 命には命を

 貴方に私を

 別れに出会いを

 川の向こうで再会を


 落ちる雫を見ていました

 貴方にはとっくに亡くなった色

 白い貴方に良く似合う赤

 私の赤


 貴方の魂とお別れを

 魂の見送りを

 貴方を導くのは私の魂

 白く綺麗な貴方を彩る

 私だけの赤


 染まる白

 貴方の魂


 染める赤

 私の魂


 貴方に別れを

 世界に別れを

 貴方に再会を

 川の向こうで再会を


 川を上るまで下るも一緒に

 この染まる赤い道を


 白く眠る貴方に

 私の血化粧を。

紅白って何であんなに相性がいいのでしょう

美しく映える色

そこに狂気の一つ交われば芸術ですね

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