4/87
苦熱
目を開ける、それすら億劫。
私の中で何かが暴れる。
私は何よりも熱く燃えるもの。
私は何よりも苦しく貴方を見守るもの。
生命はその輝きでもって使命を成す。
使命は立ち止まる事を許さぬ、最古の約束。
約束は貴方の炎と共に。
足に力が入らない。
手は何かを求めて彷徨う。
私には私の身体がどうなっているかなどわからない。
ただ、貴方の覚悟だけを胸にしていた。
涙は流れず、ただ貴方の熱を絶やすまいと、私はこの身を焚べ続ける。
苦しみの中で、なおも貴方の熱を感じるために。
風邪をひきました。
やばいほど高熱です。




