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一日一詩  作者: 時ノ宮怜
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笑劇

 あなたが笑うために何が出来るでしょうか

 私に出来ることはまだそこにあるでしょうか

 あなたの涙をぬぐう暇を創れるでしょうか

 あなたが涙を忘れる、

 そんな時間を創れるでしょうか


 誰にも悲しまないで欲しい

 そんな英雄の言葉を私は嫌った

 悲しみも、苦しみも、

 辛さも、後悔も、

 私を形作る大切な心だから

 だから、あなたもどうか悲しみを忘れないで

 その辛い現実に、涙を流して欲しい


 その涙にあなたの想いが沢山詰まっている

 あなたの想いが溢れて流れる

 あなたが積み重ねてきた思いが、

 そこにある


 私はそれを否定しない


 それでも、


 笑ってほしい、

 涙の後に笑顔があって欲しい、

 涙の痕を残しても、

 笑顔を浮かべていて欲しい


 だから、私があなたを笑わせよう


 あなたに必要な悲しみの後に

 あなたが笑える劇をしよう


 悲しみが過去になる様に

 苦しみが拭い去れるように

 辛さも後悔も、また明日を見る糧に出来るように


 唯、今だけは笑ってほしい

 あなたに笑ってほしい

悲しい時は、沢山笑える事をする

泣いてる時は、沢山笑える話をする

苦しい時は、沢山笑える未来を見る

そうして、笑って生きていく

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