表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
一日一詩  作者: 時ノ宮怜
26/87

共光

 僕が思うより、

 世界は息がしにくかった。

 君が思うより、

 世界は単純に廻っていた。

 僕らが思うよりも、

 僕らは互いが必要だったんだ。

 気が付かなかったな


 空に雲がかかる

 いつも過ごす世界が少しだけ重く感じた

 ちょっとずつ

 ちょっとずつ

 見ている世界は変わっていく

 僕はそれに置いていかれて

 ただ一人、この空を見る

 雲がかかる空を

 向こう側に澄み渡るモノがあると信じて


 空の光は届かない

 光の元へ続いていると信じた道

 ちょっとずつ

 ちょっとずつ

 影が差して見えなくなっていく

 君は不器用だから

 道に迷って、やがて

 帰り道すら見失って

 ただ一人、棘だらけの道を行く

 その先の光を目指して

 光の先に想いの花が咲くと信じて


 僕は信じる

 君が進む道に光があることを

 君を待っている

 僕が帰る場所だと伝えて

 僕らが思うよりも

 僕らは互いが必要だったんだ。


 だから、一緒にいよう

 空にかかる雲が背負う光のように

 君の光を僕が背負って、

 君が光で僕を導いて、

 必要なものを補って、

 さきを目指して

雲が薄くなって、

日の光が漏れ出ている。

あの神々しい光を見ていると、

なるほど神話はこうして生まれたのか。

と、納得してしまいますね

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ