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一日一詩  作者: 時ノ宮怜
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与奪

 どうか、君のその想いを奪わせてくれよ

 代わりに僕の想いをあげるから


 どうして泣いているんだい?

 そんなに泣いて疲れていないかい?

 君が泣いても世界は変わらない

 世界って奴は薄情だから

 あんな奴は忘れよう

 忘れられない想いは僕が奪うから

 新しい想いを抱いて、

 明日を迎えよう


 どうか、君のその想いを奪わせてくれよ

 代わりに僕の想いをあげるから

 傷ついて痛い想いも、

 染みて痛い想いも、

 思い出して痛い思いも、

 僕が奪ってあげるから、

 もう泣かないでおくれよ


 もう笑えるだろう?

 笑って、吹き飛ばしてしまえるだろう?

 君が笑って、周りは華やいだ

 世界って奴も笑ってる

 あいつも一緒に笑ってる

 楽しく笑う想いを僕があげる

 それだけを考え続けて、

 明日を迎えよう


 どうか、君のその想いを奪わせてくれよ

 代わりに僕の想いをあげるから

 明日を楽しむ事も、

 今を笑い合う事も、

 昨日を笑い話にして、

 僕が楽しくしてあげるから、

 もう泣かないでおくれよ


 僕が君の涙を引き受けるから、

 君は僕の分まで笑ってよ

大事な人には笑っていて欲しい

でも、傷がない人を無条件に大事とは言わないです

一緒に傷ついてきたから大事になったのです

誰も彼もを救う聖人ではなく

君によりそう友人に

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